「THE MANZAI」「キングオブコント」などのお笑いコンテストや、NHKの「爆笑オンエアバトル」などのいわゆる「ネタ見せ」番組まで、お笑い芸人たちは様々な場面で審査されることになる。こういった場で、芸人たちは自身の実力を確かめたり、その後の活躍へのきっかけを掴むことも多いが、一方で「審査されること」には複雑な思いを抱えているようだ。

15日放送のKBS京都のラジオ「キョートリアル! 〜コンニチ的チュートリアル〜」で、チュートリアルの徳井義実と福田充徳が、かつて出演したネタ番組の審査員への本音を明かしている。

話のきっかけは、同ラジオで「爆笑オンエアバトル」(現在の名称は「オンバト+」)が3月23日に最終回を迎え、15年の歴史に幕を下ろすというニュースを取り上げたこと。福田は「長いことやってたなあ。まあ、大概の芸人さんは、一回は(『オンエアバトル』を)通ってるんじゃないかな」と、若手芸人の「登竜門」的な役割を果たしていた同番組に感謝した。

ただし、二人が感じていたのは、いい印象ばかりではなかったようだ。徳井は「どのあたりからか、お客さんが変な『エセお笑い評論家』みたいな感じになってきて鬱陶しかったな」と不満を語り始めたのである。福田も同じく「正直、嫌いやったな」と本音を吐露。どちらも出演者として、不快感を持っていたというのである。

同番組は、観覧客と一般審査員がネタを鑑賞。その後、審査員のみが手持ちのボールを得点として投票する形で、芸人を審査していた。福田はこの際、審査員が時折「笑っていないのに玉をいれる」という、矛盾した行動をとるのを目撃したという。こういった経験を踏まえ「『オンバト』レギュラーメンバー以外、もう(審査に)通らへん、みたいな」などと語り、審査員の評価基準に不信感を抱いていたことを明かした。一方の徳井も「お笑い番組なんかなかなか無い時代に『オンバト』作ってくれて、凄いありがたかったんやけど」と感謝を述べつつも、「番組はエエねんけど、客が変な感じになったんや。もっとノーマルなお客さんを、何とか集めなアカンかってんけど」と福田に同意した。

さらに福田は、当時の「オンバト」の審査員を「視聴者と、お笑い芸人の間に入ってる、審査員みたいな客」と評して非難。徳井も「中途半端に、正確ではないものさしを振りかざしてしまうから、おかしなことになんねんな」と続け、どちらも疑問を呈している。

最近では、お笑い芸人のガリガリガリクソンが、日本一のピン芸人を決めるコンテスト「R-1ぐらんぷり2014」に敗退したことについて、Twitterに「あのウケで何で落ちんねん!R-1なんか2度と出るかヴォケ!!!」などと怒りのコメントを投稿。自身が感じた会場での笑いと、審査結果の違いに疑問を呈していた。お笑いで審査する側とされる側、お互いが納得する方法は、まだまだ模索が必要なようだ。

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