中国メディア・北京青年報は16日、現地時間15日にソチ五輪スピードスケート・ショートトラック女子1500メートルで優勝した中国の周洋選手が「習近平国家主席に感謝したい」とコメントしたことを報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・北京青年報は16日、現地時間15日にソチ五輪スピードスケート・ショートトラック女子1500メートルで優勝した中国の周洋選手が「習近平国家主席に感謝したい」とコメントしたことを報じた。

 記事は、20歳だった4年前のバンクーバー五輪で金メダルを獲得して一躍スターになったものの“度重なる世論の攻撃”によって「抑うつ神経症」になり、国家代表を外れた時期もあったと紹介。また、ケガも重なったことで「もうやめようと思ったこともあった」と本人が語ったことを伝えた。

 そのうえで、15日のレースでは4年前の輝きを取り戻して見事なレースを展開したと解説するとともに、試合後のインタビューでは「試合前に直接触れる機会があり、応援してくれた習主席に感謝したい。これが私にとって最大の激励になった」と語ったことを紹介した。

 この「習主席に感謝」の発言について北京青年報は周選手が「成熟した」と報じたが、発言の背景には4年前に金メダルを獲得した際に周選手が「両親の暮らし向きが良くなるといい」と語り、スポーツ当局から「まず最初に国に感謝すべきだ」との批判を受けたことがある。これにより中国国内で大きなバッシングが起こり、周選手が精神的に追い詰められる大きな原因となった。

 親を真っ先に思いやって批判を受け、今回は「習主席に感謝」を口にした周選手はどの面で「成熟」したのか、中国社会において「成熟」とは何を指すのか、考えさせられるコメントだった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)