ソチ五輪は14日、フィギュアスケート男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)で首位の羽生結弦が優勝した。韓国メディアは、羽生が「素晴らしい成績を記録した」とし、自国のスター選手であるキム・ヨナと比較しながら「共通点が多い」などと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 ソチ五輪は14日、フィギュアスケート男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)で首位の羽生結弦が優勝した。金メダル獲得は今大会日本勢初、フィギュアでは日本男子初となる。韓国メディアは、羽生が「素晴らしい成績を記録した」とし、自国のスター選手であるキム・ヨナと比較しながら「共通点が多い」などと伝えた。

 韓国メディアによると、日本フィギュア界のヒーローとなった羽生と、バンクーバー冬季五輪で金メダルを獲得したキム・ヨナとは共通する部分が多いという。

 大きな共通点は、金メダル獲得した時のコーチがカナダ出身のブライアン・オーサー氏であること。オーサー氏は2007年から11年までキム・ヨナを、12年から羽生を指導し、結果的に両選手を金メダリストに育てた。「金メダル製造器」の異名もある。

 また両選手は、五輪の舞台で世界最高得点を樹立している。羽生はSPで史上初の100点を超えをマーク。キム・ヨナはバンクーバー五輪で女子の世界最高得点となる合計228.56点を叩き出している。

 金メダルを獲得した時の年齢が共に19歳であること、羽生が日本男子初の快挙をもたらしたように、キム・ヨナもバンクーバーで韓国女子初の成績を達成したことなども共通しているという。

 一方、羽生はフリーで冒頭の4回転ジャンプを失敗するなどミスがあったが、後半を立て直し178.64点をマーク。SPで叩き出した世界最高得点101.45点と合わせ合計280.09点で優勝した。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)