金銭的に苦しい女性は太りやすい。男性にはその傾向は見られず―米研究

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最新のアメリカの研究で、「貧乏な女性は太っている」という事実が明らかになりました。Economics and Human Biology誌に発表されました。

米フェアフィールド大学を中心とする研究チームは、18歳から28歳の男女を対象に、経済状況と体重の関連を調査しました。この結果、女性の場合、生活に困っている人ほど体重が重いのに対し、男性では同様の傾向は見られませんでした。

人間は慢性的にストレスを感じると、ホルモン「コルチゾール」の分泌量が増加します。このホルモンは食欲を促進する効果があることで知られています。女性の場合、金銭的な困難が非常に強いストレスとなるため、肥満の傾向がみられるのではないかというのです。

男性の場合はストレスに感じる人もいるものの、貧乏は「克服すべきもの」と捉える傾向があります。こうした心理はホルモン「アドレナリン」の分泌を促し、逆に食欲が抑えられているのではないか、と研究チームのスーザン・アヴェレット氏は分析します。

また、こうした低所得者層の男性は、肉体労働者の比率が高いことも、肥満が少ない理由だと考えられています。また、シングルマザーの場合は妊娠時から体重を戻せない、という要因も考えられます。

ちなみにここで言う「金銭的に困難」とは、「家賃を滞納している」「電気を止められている」「家を失う」といった状況のこと。否が応でも自分の将来に不安を抱いてしまう状況なのは間違いありません。

貧乏→食欲増進→肥満→病気、となってしまっては負のスパイラル。状況は悪くても、前向きに物事をとらえることが、事態を好転させるポイントなのかもしれません。

参考:Does unpaid rent lead to obesity in women? How money stress releases a hormone that triggers hunger
http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2553095/Does-unpaid-rent-lead-obesity-women-How-money-stress-releases-hormone-triggers-hunger.html