毎回「攻めすぎ」「池上無双」と定評のある池上彰氏の選挙番組。9日の東京都知事選挙でも、TOKYO MXで、『池上彰の「首都決戦2014」〜東京都知事選挙開票速報〜』の司会を務め、
新都知事なった舛添要一氏にさっそく斬り込むなど、健在ぶりをアピールしました。

そんな池上氏のことを、「ここ10年くらいでメディアの世界で大きく才能を輝かせた一人」と評するのが、書籍『森を見る力』の著者で、デジタルメディア研究所の所長でもある橘川幸夫氏です。

NHKに記者として入社した池上氏は、自らの希望で地方局へ。そして本局のキャスターとなり、子どもたちに時事解説をする『週刊こどもニュース』で、その才能を開花させました。池上氏の説明は、わかりやすさを土台にしており、そこに厳しさとユーモアがあるので、子どもだけでなく、幅広い世代から支持を得ることとなりました。

橘川氏は独自の表現で、池上氏の人気の理由を語っています。それは、「池上彰とは、まとめサイトである」というもの。

「池上さんが教えてくれる情報も、自分で探せば探せる情報であろう。しかし、それを探す手間や、真贋をする能力を多くの人が持っているわけではない。だから多くの人は信頼出来るフィルターであり、分かりやすくまとめて解説してくれる池上さんを好きなのだと思う」(橘川氏)

幅広い世代から人気を集める池上氏の登場は、情報が絶えず流れ溢れていく、この時代の必然だったのかもしれません。話題になっているけれども、実体がよくわからない。そんなちょっとした疑問を、その背景から掘り起こして説明する。池上氏が果たしている役割は、確かに「まとめサイト」に近いのかもしれません。



『森を見る力: インターネット以後の社会を生きる』
 著者:橘川幸夫
 出版社:晶文社
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