コーヒーが値上がりの可能性―ブラジルの異常気象が原因

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ブラジルが記録的な乾燥に見舞われ、作物の価格が軒並み上昇しています。特に打撃を受けそうなのが、私たちの生活に欠かせないコーヒーです。

ブラジルといえば巨大な農業国として有名ですが、中でもコーヒーは私たち日本人がとってもお世話になっている作物です。サントスNo2という高級豆の名前を聞いたことがある方も多いかもしれませんね。

International Coffee Organizationによると、ブラジルは世界最大のコーヒー産出国。生産量は、世界中の約1/3を占めています。高級なものから手軽なものまで揃うブラジルの豆は、世界中のコーヒー愛好家たちにとって、なくてはならない存在なのです。

しかしここのところ、ブラジル中央部と北東部で乾燥が続き、コーヒーの生産に打撃を与えています。収穫量の減少を懸念して、3月の取引価格は既に5%増加。今のところ、1ポンド(約450g)あたり1.43ドルという価格です。

金融大手シティグループのスターリン・スミス氏によれば、今後も乾燥が続けば、1ポンド2ドル程度にまで上がる可能性もあるということです。

数か月もすれば、コーヒーショップのコーヒーは軒並み値上がりしてしまうのかも・・・?そうならないよう、地球の反対側から恵みの雨を願いたいものです。

参考:Coffee prices surge on dry weather in Brazil
http://www.adelaidenow.com.au/money/cost-of-living/coffee-prices-surge-on-dry-weather-in-brazil/story-fni0cp8k-1226820228568