メタボリックス使用前(5.85キロ)

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日本ヒルズ・コルゲート社が販売している犬・猫用の特別療法食「プリスクリプション・ダイエット メタボリックス(以下、メタボリックス)」が好調だ。2013年1月の発売から1年足らずという短期間で日本をはじめとする50か国以上に導入され、「世界的成功」をおさめた。

「犬猫が本来持っている痩せる力」

発売1周年を記念し、東京・内幸町の帝国ホテルで2014年2月5日に同社が開いたセミナーで公表した。

「メタボリックス」は、獣医師の指導の下に使用する「特別療法食」だ。同社のゴードン デュメシッチ社長は「最新の小動物臨床栄養学をもとにペットフードの研究開発を続けている世界のリーディングカンパニーとして、ペットのダイエットにおいて阻害要因となっておりました、辛い・続かない・成果がでない・他のフードを与えたくなるといった問題を解決するべく、犬猫が本来持っている痩せる力、つまりエネルギー代謝に注目し、さらに美味しさも追求しました」と説明する。

マーケティング本部長の花野博之氏によると、ペットをベビーカーに乗せたり、着飾らせたりといった人間のように扱う―ヒューマニゼーションの傾向が飼い主の間で最近よくみられ、家族と同様な扱いを受ける犬が多くなってきており、「そのトレンドの中ででてきている問題が肥満」。肥満の問題に応えるメタボリックスは「もっとも市場でも成功したイノベーションのひとつ」と胸を張る。また、肥満も含む特定の疾病などに対して、獣医師の指導の下で与える「療法食」の市場が日本で年5%も伸びており、「健康課題を解決するために付加価値の高い製品を提供し、業界をリードしていきたい」と述べた。マーケティング本部の能登真美さんも、臨床の現場で「減量は9割方失敗すると言われてきた」としつつ、「メタボリックスは実際の家庭での実用テストで、88%のペットが60日間で減量したことが、発売前に立証されています」と効果を強調。「メタボリックスはドライフードだけではなく、おやつに当たるようなものまで全て用意しています。肥満は万病の元。健康な子を一頭でも二頭でも増やしていきたいし、そのお手伝いをしていきたい」と今後に向けて意気込みを語った。

獣医師でACプラザ苅谷動物病院の統括院長、内田恵子氏は、関節の変形や糖尿病といった肥満が引き起こす危険を指摘して、「肥満というのは万病のもとであり、今気をつけていかなければいけない、ということが当たり前になりつつあります」と話し、ダイエット三ヶ条を以下のように挙げた。

「(1)一緒に遊び、良いパートナーとしての関係を作ること。(2)『代謝』を上げること。メタボリックスを使うことで、個々の代謝を上げられることは科学的に証明されています。そして、(3)体重や体形の変遷を数字としてわかるように記録すること」

その上で、「そのためには、まずは動物病院に相談を。先生や看護師さんと一緒に協力してください。」とアドバイスした。