東京ディズニーリゾート(以下、TDL)で結婚式ができることをご存知でしょうか。憧れのシンデレラ城やホテルミラコスタなどで式を挙げ、ミッキーやミニーからも祝福される夢のウエディング...。家族や友人など50名を招待できるプランは750万円と値は張りますが、ディズニーファンならずとも、女性なら誰でもときめいてしまうでしょう。

そんなTDLで2013年3月、史上初の同性カップルによる結婚式が挙げられました。二人の花嫁が純白のウエディングドレスに身を包んだ華やかな姿は、国内のみならず海外メディアでも多く取り上げられました。しかし、挙式に至るまでの二人の生活を描いたコミックエッセイ『レズビアン的結婚生活』によれば、その道のりは決して平坦なものではなかったようです。

挙式について最初にTDLへ問い合わせたときは、「(挙式は園内で公開型で行われるプログラムであり、客やキャストの目にも触れるため)どちらかが男性に見える服装でお願いします。ドレスとタキシードでしたら問題ありません」との回答だったそう。

これを受けて、自分のセクシャリティのために何かを諦めるのはもうやめようと考えていた花嫁の裕子さんは、「アメリカのディズニーランドでは同性同士の挙式の前例があるし、日本でもできたらたくさんの人が勇気づけられるのでは」という主旨でTDLを説得し、見事希望を叶えることができたそうです。

その後も、TDLのキャストの全面協力のもと、バージンロードをボリュームのあるドレス同士で歩けるかどうかの検証の様子など、花嫁二人で行う結婚式ならではのエピソードが続きます。本書は二人の性への向き合い方やカミングアウトの歴史など、結婚に至るまでの苦難についても触れています。

人口の3〜5%いると言われている性的少数者(セクシャルマイノリティ)への理解を深めることのできる一冊となっています。



『レズビアン的結婚生活』
 著者:東小雪+増原裕子
 出版社:イースト・プレス
 >>元の記事を見る



■ 関連記事
「舞浜」の由来はマイアミ? 東京ディズニーランドの駅名が「舞浜」になった理由とは
ダウンタウン、とんねるず...選ばれしお笑い芸人は「26歳」で時代を掴む?
ビートたけしが批判する「フェイスブック芸人」とは?


■配信元
WEB本の雑誌