インテル新加入のエルナネス「キャリアにとって大きなステップ」

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 日本代表DF長友佑都の所属するインテルは6日、ラツィオから移籍加入したブラジル代表MFエルナネスの入団会見を開催。エルナネスが移籍の経緯を語った。クラブの公式HPがコメントを伝えている。

 エルナネスは、「インテルから声がかかった時、自分のキャリアにとって大きなステップであると思い、すぐに引き受けたい気持ちになった。ただ、交渉の席に着く全員が合意に達して、自分だけでなくて、皆にとって円満な展開になることが重要だったんだ。誰もが満足するようになってから、僕は喜んで移籍に踏み切るつもりだった。インテルのような歴史と伝統を誇るチーム、イタリアと世界のサッカーでこれだけ重厚な存在であるクラブが僕を望んでいる、というのが決め手になった。でも、(移籍が)全員のためになることを願っていたんだ」と、移籍の経緯を語った。

 また、エルナネスは数年前にもインテル加入の話があったことを明かし、「僕がまだブラジルにいて、複数の代理人がいた頃の話だ。その中の代理人からインテルのオファーを差し出されて、それにサインをしたが、その後どうなったのかは知らない。インテルがあらゆるタイトルを獲っていた時で、そこに自分が移籍できると思っていたのだけど。今、ようやく入団できたことがうれしいよ」と、話した。

 そして、「インテルに迎えてくれたスタッフと選手全員に感謝している。僕は今、28歳だが、これまでの人生では、常に決めた目標を達成してきた。時には少し時間がかかったこともあったけど、最終的に本当に望んでいるものを確実に獲得できたんだ。人間というのはせっかちで欲張りだけど、僕は神が全てを管理してくれていると信じている。だから、焦ることはない。(インテル入りは)今が最適の時なんだ。例えば、今はイタリア語を話せるけど、(移籍話があった)当時は全くわからなかったからね。小さなことかもしれないけど、こういったものの積み重ねが大事だ」と、コメントした。

 エルナネスの移籍は、1月31日に発表。完全移籍で、2018年6月30日までの4年半契約が締結されている。