マンU主将DFヴィディッチ、今季限りでの退団を発表

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 日本代表MF香川真司所属のマンチェスター・Uは7日、元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチが今シーズン限りで退団すると発表した。クラブの公式HPが伝えている。

 退団決定にあたり、ヴィディッチは、「契約最後のシーズンだ。すばらしい8年間を過ごすことができた。この偉大なクラブでの時間は、私のキャリアの中で最高のものと位置付けられ続ける」と、コメント。「15個ものトロフィーを獲得できるなんて想像もしていなかった。モスクワでのすばらしい夜(2007−2008シーズンのチャンピオンズリーグ決勝、チェルシーを破って優勝)のことは決して忘れない。あの記憶は、私とファンの中に生き続けるだろう」と、クラブでの思い出を語ったうえで、「しかし私は、今シーズン終了後に移籍することを決断した。もう一度、チャレンジしたいんだ。今後数年間で、自分自身を最大限に生かせるようにトライしたい」と、移籍決断の理由を明かした。

 そして、「イングランドにとどまることは考えていない。マンチェスター・Uこそが、私がプレーしたかった唯一のクラブだからね。何年もの間、このクラブに参加できて幸運だった。移籍の選択肢はいくつか持っている。その中から、自分と家族にとってふさわしいものを選ぶよ」と、今後のキャリアに言及。「私は今、マンチェスター・Uでのプレーにあらゆる努力を捧げ、チームのためにベストを尽くすことに集中している。このことが、私の将来についての憶測を止めてくれることを望んでいるよ」と、話した。

 32歳のヴィディッチは、2006年にスパルタク・モスクワからマンチェスター・Uに移籍。プレミアリーグを5回、チャンピオンズリーグを1回制覇するなど、数々のタイトル獲得に貢献した。今シーズンは、リーグ戦で15試合に出場している。