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 ボクシングの亀田ジムに、厳罰が下ることになった。

 昨年12月3日、大阪・ボディーメーカーコロシアムで行われた亀田大毅(IBF王者=25=亀田)vsリボリオ・ソリス(WBA王者=31=ベネズエラ)のIBF&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦において、大毅が敗れながらも王座を保持し、混乱を招いた問題で、JBC(日本ボクシングコミッション)は、亀田ジムの吉井慎次会長と嶋聡マネジャーのライセンス更新を認めないことを決めた。事実上の資格はく奪で、2月7日に処分が発表される。

 同統一戦は、前日計量でソリスが計量に失敗し、体重超過でWBA王座のはく奪が決定。その後のルールミーティングで、試合はそのまま統一戦として行われ、「大毅が勝てば王座統一、負ければ両王座は空位。引き分けの場合は大毅がIBF王座防衛で、WBA王座は空位」となることが確認されていた。

 試合は判定の末、2-1でソリスが勝利し、大毅は王座から陥落するはずだったが、試合後に会見を開いたIBF立会人のリンゼイ・タッカー氏が、「IBFのルールにより、IBFの挑戦者のソリス選手が体重超過だったため、亀田選手は王者のままです。負けという記録は残るが、防衛は認めます」と翻した。後日、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」となることを、試合前日中にIBFに確認を取っていた事実が明らかになった。

 JBCでは、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」を知っていながら、JBCや報道への報告を怠った点を重く見て、今回の処分に至った。

 これで、亀田ジムは活動停止となり、所属する長男・亀田興毅(27)、次男・大毅、三男・和毅(22)の3兄弟が国内で試合をするためには、新たな会長、マネジャーを置く必要があるが、JBCは新会長の審査を厳格に行う方針。あるいは、興毅らが、他のジムへ移籍すれば、国内での試合も可能になる。

 さしあたって、WBO世界バンタム級王者の和毅が、同級1位のプンルアン・ソー・シンユー(25=タイ)とV2戦を行うことが5日に発表されたが、開催地は未定のまま。

 この処分をすんなり、亀田陣営が受け入れるとは思えず、最悪、法廷闘争に持ち込まれる可能性もありそうだ。

 今回の問題で、最も批判されるべきは亀田ジムより、むしろIBFで、選手側に非があるとはいいがたく、3選手が国内での活動の場を失うことには、気の毒な面もある。泥仕合は避けて、早期の解決を望みたいものだ。
(落合一郎)