さっぽろ雪まつり、3年連続で台湾がテーマの大氷像が登場

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(札幌 5日 中央社)冬の風物詩「第65回さっぽろ雪まつり」が5日、札幌市大通公園などで開幕し、台湾をテーマにした大氷像「台湾−伝統とモダン」がお目見えした。

台湾は2012年から3年連続で同イベントに出展しており、毎日新聞社が運営する「毎日氷の広場」には、今年日本で初の収蔵品の展示を行う「国立故宮博物院」、台湾のランドマーク「台北101」ビル、日本の新幹線技術を導入した「台湾高速鉄道」など3つの代表的な観光ポイントを組み合わせた高さ10メートル、横幅18メートル、奥行き16メートルの大氷像が登場した。

この大氷像は1月16日から250人掛かりで製作を始め、重さ135キロの氷のブロックを800個使用して2月1日に完成させた。会場を訪れた台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表は昨年の台日の相互訪問者数が365万人だったことに触れながら今後は400万人以上を目指したいと話し、雪まつりを通じて台湾の魅力を日本の人々に伝え、訪台を促したいとする考えを示した。

また、北海道の山谷吉宏副知事も挨拶の中で、東日本大震災における台湾からの支援に感謝するとともに、日台の連携関係は心と心の交流だと結びつきの深さを強調した。

雪まつりのパンフレット上には台湾観光大使で、今月2日に「ビールのまち さっぽろビア大使」にも任命された日ハム・陽岱鋼選手が球団オフィシャルショップの広告塔としても登場し、来場者の注目を集めている。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)