人気株ランキングの適正株価 東証1部&2部 23〜34位
2013年6月3日〜11月29日に主要ネット証券5社で売買された!直近6ヶ月、個人投資家人気株ランキング。
トップ4が回転売買向きの銘柄だったことに、妙に納得。この半年は短期トレードに徹したほうが儲かったということ!?

23位 群栄化学工業
現物53位 信用12位
東1・4229/1000株/3月決算

【診断】
外国人:11点
業績:12点
順張り:20点
上値:7点
NISA;19点
総合:69点

【適正株価】
528円

【日経平均1万8000円なら?】
563円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:469円
配当利回り:1.27%
PER:38.3倍
PBR:1.23倍

3次元プリンター株。住宅向け化学品好調
最近の株式市場では、3Dプリンターの本命株として注目されている。実用化されれば、各種試作品や金型が不要になる革命的な製品になることは間違いない。本業のフェノール樹脂は住宅向けを中心に販売好調が続いている。

24位 三菱重工業
現物35位 信用31位
東1・7011/1000株/3月決算

【診断】
外国人:19点
業績:15点
順張り:11点
上値:16点
NISA;14点
総合:75点

【適正株価】
770円

【日経平均1万8000円なら?】
795円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:655円
配当利回り:1.22%
PER:22.0倍
PBR:1.84倍

採算重視へ傾斜。 航空・発電など好調
機構改革で事業区分を見直し、採算重視の姿勢を一段と強めている。航空機や発電施設が好業績の原動力になりそうだ。防衛関連株の筆頭格でもあり、対中関係緊張化などを材料に売買が盛り上がることも……。

25位 太平洋セメント
現物40位 信用28位
東1・5233/1000株/3月決算

【診断】
外国人:17点
業績:17点
順張り:18点
上値:12点
NISA;12点
総合:76点

【適正株価】
484円

【日経平均1万8000円なら?】
494円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:403円
配当利回り:1.24%
PER:23.7倍
PBR:2.77倍

セメント再値上げへ。米子会社も業績改善
セメント業界トップ。復興需要、ビルやマンション新築で、セメントの需給がタイトになっている。オリンピック需要も加わり、再値上げが確実視される。米国子会社の業績も急速に改善しており、収益に貢献している。

26位 日産自動車
現物30位 信用40位
東1・7201/100株/3月決算

【診断】
外国人:19点
業績:12点
順張り:7点
上値:16点
NISA;18点
総合:72点

【適正株価】
1050円

【日経平均1万8000円なら?】
1122円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:896円
配当利回り:3.34%
PER:11.4倍
PBR:2.26倍

大幅増益は必達目標。ゴーン社長に試練…
2013年9月の中間期の業績が当初計画に届かなかったことで、副社長を事実上更迭。ゴーン社長は大幅増益を必達目標としており、手腕が期待される。海外への生産移管が進んでおり、円高になっても収益は安定。

27位 神戸製鋼所
現物38位 信用34位
東1・5406/1000株/3月決算

【診断】
外国人:12点
業績:12点
順張り:16点
上値:14点
NISA;10点
総合:64点

【適正株価】
210円

【日経平均1万8000円なら?】
272円

【前期実績】
赤字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:180円
配当利回り:―
PER:9.3倍
PBR:0.98倍

成長戦略を再構築。スマホ向け強化へ
ゲームの課金アイテム販売が携帯電話向けで減少基調にある一方、スマホ向けを強化中だ。成長戦略を再構築中。証券会社の投資判断引き下げなどもありコスト削減を急いだ結果、株価の下値余地は急速に縮小したもよう。

28位 グリー
現物48位 信用25位
東1・3632/100株/6月決算

【診断】
外国人:18点
業績:6点
順張り:17点
上値:14点
NISA;17点
総合:72点

【適正株価】
1301円

【日経平均1万8000円なら?】
1264円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:1006円
配当利回り:1.39%
PER:10.3倍
PBR:2.43倍

成長戦略を再構築。スマホ向け強化へ
ゲームの課金アイテム販売が携帯電話向けで減少基調にある一方、スマホ向けを強化中だ。成長戦略を再構築中。証券会社の投資判断引き下げなどもありコスト削減を急いだ結果、株価の下値余地は急速に縮小したもよう。

29位 トヨタ自動車
現物3位 信用70位
東1・7203/100株/3月決算

【診断】
外国人:20点
業績:18点
順張り:12点
上値:14点
NISA;18点
総合:82点

【適正株価】
8242円

【日経平均1万8000円なら?】
7857円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:6270円
配当利回り:2.31%
PER:12.9倍
PBR:2.90倍

日本株の代表銘柄。来期も快進撃は続く
日本株最大の時価総額を誇り、「日本株はトヨタだけでいい」と話す海外の機関投資家もいるほどだ。主力の北米市場の好調が全社業績を押し上げる。来期は、過去最高益が予想される今期をさらに上回る大幅増益へ。

30位 商船三井
現物46位 信用30位
東1・9104/1000株/3月決算

【診断】
外国人:12点
業績:13点
順張り:14点
上値:14点
NISA;13点
総合:66点

【適正株価】
550円

【日経平均1万8000円なら?】
575円

【前期実績】
赤字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:461円
配当利回り:1.08%
PER:11.1倍
PBR:1.43倍

リストラの成果発現。来期は連続増益か
不採算船の大量売却など厳しいリストラを断行し、損益分岐点が劇的に低下した。今期は3期ぶりの営業黒字が濃厚だ。来期は欧米景気の底離れから貨物取扱高の回復や外航船の運賃値上げが予想され、連続増益か。

31位 野村HD
現物5位 信用72位
東1・8604/100株/3月決算

【診断】
外国人:18点
業績:12点
順張り:11点
上値:12点
NISA;12点
総合:65点

【適正株価】
920円

【日経平均1万8000円なら?】
1109円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:788円
配当利回り:2.03%
PER:14.6倍
PBR:1.64倍

株高が収益に直結。投資銀行業務も好調
証券業界で圧倒的なパワーを持つ。リーマン・ショック後のリストラで経営効率が一段と高まっており、株価上昇がそのまま収益拡大につながる。株式の新規公開や増資といった投資銀行業務による利益も大幅増加の見込みだ。

32位 三井不動産
現物59位 信用18位
東1・8801/1000株/3月決算

【診断】
外国人:15点
業績:13点
順張り:16点
上値:17点
NISA;11点
総合:72点

【適正株価】
4120円

【日経平均1万8000円なら?】
4621円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:3665円
配当利回り:0.60%
PER:49.7倍
PBR:2.59倍

ビル賃料が上向き。マンション過去最高
ビル賃貸事業は新築物件稼働に加え、既存物件も賃料上昇が見込まれ、利益を膨らませる見通し。マンション事業は過去最高の供給件数が見込まれる。地価動向次第では、増益ペースが加速する可能性が大きい。

33位 三菱UFJ FG
現物4位 信用75位
東1・8306/100株/3月決算

【診断】
外国人:18点
業績:15点
順張り:13点
上値:14点
NISA;11点
総合:71点

【適正株価】
760円

【日経平均1万8000円なら?】
814円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:677円
配当利回り:2.06%
PER:10.5倍
PBR:1.11倍

海外企業買収の観測。証券・信販も上向き
国内最大のメガバンクであり、財務内容の堅実性でも海外金融大手と互角。海外金融企業を買収するタイミングをうかがっているようだ。銀行業務のほかにも、証券、信販、リースなどの事業も順調に上向いている。

34位 長谷工コーポレーション
現物44位 信用38位
東1・1808/100株/3月決算

【診断】
外国人:17点
業績:12点
順張り:16点
上値:14点
NISA;10点
総合:69点

【適正株価】
895円

【日経平均1万8000円なら?】
1012円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:795円
配当利回り:―
PER:16.3倍
PBR:3.33倍

金利上昇に注目!消費税10%前に受注増
マンション建築首位。今期は復配が濃厚。2015年10月の消費税率10%への引き上げを前に、高水準の受注が続きそうだ。金利が微妙に上がってくるタイミングでマンション販売が伸びる傾向があり、長谷工株も金利に敏感か。

※株価データは、2014年1月7日現在。配当利回りとPER(株価収益率)は予想、PBR(株価純資産倍率)は実績の数値。

5項目(各20点満点)で総合100点満点で採点

 擲姐饋諭曚買う度
外国人投資家は、企業が保有する資産に対してどのくらい効率的に利益を生み出しているかに注目して投資するケースが多い。また、企業規模が小さすぎると買いにくいため、この点も加味した。

◆擽叛咫曚寮長度
アベノミクス相場では、利益の伸びに加え、売り上げの成長度合いも注目されている。コストカットで無理やり利益を出すのではなく、事業を拡大させながら利益をつくる、本来の成長企業が高得点をとるのだ。

【順張り】投資向き度
アベノミクス相場では、基本的に株価が上がっている銘柄を買う「順張り」投資のほうが成果を出しやすい。このため、株価が年初来高値を更新しているなど上昇トレンドの銘柄を高評価とした。

ぁ攵綯諭曚軽い度
上昇トレンドであっても、信用取引の買い残が多いなど、将来の売り圧力が高い銘柄は上昇余地が少なくなってしまう。このため、高値で買っている投資家が少ない、需給がいい銘柄を評価した。

ァ擅裡稗咤繊曚妨く度
2014年1月から始まるNISA(少額投資非課税制度)では、個人投資家は配当利回りが高く、財務が健全な銘柄に注目しやすいと思われる。この新規の資金流入が期待される銘柄ほど高得点。

【適正株価】
現在株価をベースに 銑イ裡宜猝椶凌巴之覯未魏談したうえで、各銘柄の株価水準として“適正”と思われる株価を算出した。適正株価が現在株価よりも高ければ割安なので「ホールド」もしくは「買い増し」、安ければ割高なので「売り」と考える。

【日経平均1万8000円なら?】
世界経済の回復、アベノミクスへの期待、円安の加速などにより、今後、日経平均株価が「1万8000円」になったと仮定した場合の株価を算出。もちろん各銘柄の日経平均への連動度合いも加味している。

【前期実績(or予想)/今期予想】
経常利益がプラスなら「黒字」、マイナスなら「赤字」マーク。前期赤字で今期黒字なら「黒字転換=黒転」であり、株価へのプラスのインパクトになりやすい。

ネット証券大手5社個人投資家ランキングのデータ抽出方法
個人投資家人気ランキングは、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、松井証券、楽天証券(五十音順、敬称略)の協力を得て、2013年5 〜11月(7カ月分)の期間中の全売買代金データを集計。現物取引と信用取引(制度信用のみ)の売買データをもとにそれぞれを得点化し、その合計得点から総合ランキングを編集部で決定した。
※ 銘柄データに関する注記:現在株価、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回り、貸借倍率は、2014年1月8 日現在で、「適正株価」と「日経平均1万8000円なら?」の株価も同日の終値をもとに算出。「前期実績(or 予想)」「今期予想」は経常利益で、2013年12月12日までに開示された決算情報によるもの。チャートは12月12日現在。東マ=東証マザーズ、JQ=ジャスダック。

【銘柄分析を担当!】
小川佳紀
フィスコ 株式アナリスト

外国人投資家の動向や国策などのビッグテーマから、最先端技術や中小型株動向などのニッチなテーマまで幅広くリサーチ。緻密なデータ分析には定評がある。



この記事は「WEBネットマネー2014年3月号」に掲載されたものです。