人気株ランキングの適正株価 東証1部&2部 11〜22位
2013年6月3日〜11月29日に主要ネット証券5社で売買された!直近6ヶ月、個人投資家人気株ランキング。
トップ4が回転売買向きの銘柄だったことに、妙に納得。この半年は短期トレードに徹したほうが儲かったということ!?

11位 熊谷組
現物22位 信用11位
東1・1861/1000株/3月決算

【診断】
外国人:9点
業績:19点
順張り:20点
上値:13点
NISA;9点
総合:70点

【適正株価】
350円

【日経平均1万8000円なら?】
370円

【前期実績】
赤字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:299円
配当利回り:―
PER:33.0倍
PBR:13.18倍

トンネル工事が得意。東海リニア関連株
トンネルと大型マンションに強い準大手ゼネコン。大豊建設と並んで個人投資家に人気のある銘柄で、時価総額のわりに活発に売買されている。JR東海によるリニア新幹線計画の関連銘柄と位置づけられてきた。

12位 日立製作所
現物18位 信用15位
東1・6501/1000株/3月決算

【診断】
外国人:19点
業績:13点
順張り:14点
上値:17点
NISA;14点
総合:77点

【適正株価】
914円

【日経平均1万8000円なら?】
946円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:825円
配当利回り:1.21%
PER:18.9倍
PBR:3.06倍

社会インフラに傾斜。グループ合理化余地
技術力で他社を圧倒する総合電機トップ。発電や通信ネットワークなどの社会インフラ事業に傾斜し、業績拡大の加速を狙う。円安も海外事業への追い風に。グループ再編の動きが遅く、合理化余地も大きい銘柄だ。

13位 KLab
現物15位 信用21位
東1・3656/100株/12月決算

【診断】
外国人:14点
業績:8点
順張り:19点
上値:12点
NISA;13点
総合:66点

【適正株価】
940円

【日経平均1万8000円なら?】
1114円

【前期実績】
赤字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:851円
配当利回り:―
PER:12.0倍
PBR:9.40倍

ゲーム開発に特化。海外事業拡大を注視
東証1部へのスピード昇格で知られるゲーム開発会社。スマホ向けゲーム配信で多くの投資家の注目を集めている。国内の課金強化に加え、海外事業の拡大が成長第2ステージの成否を決めることになるだろう。

14位 東芝
現物21位 信用20位
東1・6502/1000株/3月決算

【診断】
外国人:18点
業績:15点
順張り:9点
上値:13点
NISA;14点
総合:69点

【適正株価】
480円

【日経平均1万8000円なら?】
542円

【前期実績】
赤字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:439円
配当利回り:1.82%
PER:18.6倍
PBR:1.98倍

NANDメモリー好調。どうする家電
総合電機のトップ企業のひとつ。NAND型フラッシュメモリーが高収益を維持する一方、発電プラントなどの社会インフラも順調に拡大している。アジア勢と競合するテレビや白物家電事業の扱いに要注目したい。

15位 ドワンゴ
現物34位 信用10位
東1・3715/100株/9月決算

【診断】
外国人:15点
業績:14点
順張り:16点
上値:18点
NISA;15点
総合:78点

【適正株価】
3655円

【日経平均1万8000円なら?】
4508円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:2615円
配当利回り:0.38%
PER:50.4倍
PBR:5.42倍

ニコニコ動画を展開。動画広告に高評価
「ニコニコ動画」を運営し、有料会員数を順調に増やしている。昨年11月半ばに出来高が急速に増えた。決算説明会で発表した動画広告は外資系証券会社も将来性を高く評価しており、今後が楽しみな銘柄のひとつだ。

16位 ディー・エヌ・エー
現物32位 信用16位
東1・2432/100株/3月決算

【診断】
外国人:18点
業績:6点
順張り:16点
上値:15点
NISA;20点
総合:75点

【適正株価】
2702円

【日経平均1万8000円なら?】
2632円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:2148円
配当利回り:2.32%
PER:9.8倍
PBR:2.68倍

新タイトル続々投入。教育コンテンツも
「モバゲー」で一躍有名になった会社。自慢の開発力で新作を次々と投入し、難局を乗り切っていく構えだ。携帯端末向け通信教育サービスも開始したので、将来はゲーム関連株のイメージが薄れているかもしれない。

17位 新日鐵住金
現物27位 信用26位
東1・5401/1000株/3月決算

【診断】
外国人:16点
業績:20点
順張り:17点
上値:14点
NISA;15点
総合:82点

【適正株価】
441円

【日経平均1万8000円なら?】
417円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:347円
配当利回り:1.15%
PER:16.4倍
PBR:2.06倍

統合効果発現へ! 自動車用鋼板が好調
高炉の最大手で、粗鋼生産では世界2位。建設向け、自動車向けともに需要拡大が続く。新日鉄住金として経営統合した後のグループ事業再編が一段落し、来期からは統合効果が数字となってはっきり業績に表れてくるだろう。

18位 鉄建
現物42位 信用13位
東1・1815/1000株/3月決算

【診断】
外国人:9点
業績:7点
順張り:20点
上値:13点
NISA;8点
総合:57点

【適正株価】
360円

【日経平均1万8000円なら?】
411円

【前期実績】
赤字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:312円
配当利回り:―
PER:122.3倍
PBR:1.50倍

JR傘下の五輪株。マンションも得意
JR東日本傘下で、鹿島とも親密な中堅ゼネコン。官公庁工事に強く、東京オリンピック開催に伴う東京都心部の再開発で、活躍の場が増えそうだ。マンション建築にも強く、来年10月の消費税率10%化を前に繁忙が予想される。

19位 川崎汽船
現物37位 信用22位
東1・9107/1000株/3月決算

【診断】
外国人:11点
業績:11点
順張り:15点
上値:12点
NISA;14点
総合:63点

【適正株価】
295円

【日経平均1万8000円なら?】
340円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:259円
配当利回り:1.35%
PER:15.2倍
PBR:1.14倍

自動車運搬に定評。業績回復は緩やかに
海運大手の中でも自動車運搬に強いとされる。欧州航路の運賃値上げに成功し、収益は底上げへ。世界的に貨物船が供給過剰気味なため、業績回復ペースは緩やかになりそうだ。高コスト船の売却といったリストラの可能性も。

20位 オリエントコーポレーション
現物41位 信用19位
東1・8585/100株/3月決算

【診断】
外国人:11点
業績:14点
順張り:7点
上値:8点
NISA;6点
総合:46点

【適正株価】
203円

【日経平均1万8000円なら?】
292円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:237円
配当利回り:―
PER:7.1倍
PBR:0.87倍

自動車ローン首位!1〜3月契約急増か
自動車ローン最大手。消費税率アップを前にした駆け込み需要で、1〜3月の新規契約数は飛躍的な伸びが期待される。ただ、値動きのいい金融株という切り口で買い上げられた結果、割高感を指摘する声もある。

21位 日本冶金工業
現物41位 信用19位
東1・5480/500株/3月決算

【診断】
外国人:9点
業績:12点
順張り:20点
上値:11点
NISA;9点
総合:61点

【適正株価】
360円

【日経平均1万8000円なら?】
524円

【前期実績】
赤字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:336円
配当利回り:―
PER:52.0倍
PBR:1.54倍

思惑先行の株価形成…。“土地持ち”で脚光
政府の特区構想や東京オリンピック開催で“土地持ち企業”が脚光を浴びる中、日本冶金工業株の出来高が膨らんでいる。思惑先行型の株価形成で知られる銘柄なので、信用取引残高などの情報も上手に使って売買したい。

22位 三菱商事
現物29位 信用35位
東1・8058/100株/3月決算

【診断】
外国人:20点
業績:18点
順張り:13点
上値:15点
NISA;18点
総合:84点

【適正株価】
2732円

【日経平均1万8000円なら?】
2296円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:1996円
配当利回り:3.00%
PER:8.2倍
PBR:1.44倍

資源株の指標銘柄。投資事業が開花!
石炭など天然資源に強く、財務体質も信用力も超一流だ。不況期でも途切れず投資してきた海外事業は、欧米景気回復と円安が重なった今、本格的に開花しつつある。世界的な需給逼迫を見据えて食料事業も強化へ。

※株価データは、2014年1月7日現在。配当利回りとPER(株価収益率)は予想、PBR(株価純資産倍率)は実績の数値。

5項目(各20点満点)で総合100点満点で採点

 擲姐饋諭曚買う度
外国人投資家は、企業が保有する資産に対してどのくらい効率的に利益を生み出しているかに注目して投資するケースが多い。また、企業規模が小さすぎると買いにくいため、この点も加味した。

◆擽叛咫曚寮長度
アベノミクス相場では、利益の伸びに加え、売り上げの成長度合いも注目されている。コストカットで無理やり利益を出すのではなく、事業を拡大させながら利益をつくる、本来の成長企業が高得点をとるのだ。

【順張り】投資向き度
アベノミクス相場では、基本的に株価が上がっている銘柄を買う「順張り」投資のほうが成果を出しやすい。このため、株価が年初来高値を更新しているなど上昇トレンドの銘柄を高評価とした。

ぁ攵綯諭曚軽い度
上昇トレンドであっても、信用取引の買い残が多いなど、将来の売り圧力が高い銘柄は上昇余地が少なくなってしまう。このため、高値で買っている投資家が少ない、需給がいい銘柄を評価した。

ァ擅裡稗咤繊曚妨く度
2014年1月から始まるNISA(少額投資非課税制度)では、個人投資家は配当利回りが高く、財務が健全な銘柄に注目しやすいと思われる。この新規の資金流入が期待される銘柄ほど高得点。

【適正株価】
現在株価をベースに 銑イ裡宜猝椶凌巴之覯未魏談したうえで、各銘柄の株価水準として“適正”と思われる株価を算出した。適正株価が現在株価よりも高ければ割安なので「ホールド」もしくは「買い増し」、安ければ割高なので「売り」と考える。

【日経平均1万8000円なら?】
世界経済の回復、アベノミクスへの期待、円安の加速などにより、今後、日経平均株価が「1万8000円」になったと仮定した場合の株価を算出。もちろん各銘柄の日経平均への連動度合いも加味している。

【前期実績(or予想)/今期予想】
経常利益がプラスなら「黒字」、マイナスなら「赤字」マーク。前期赤字で今期黒字なら「黒字転換=黒転」であり、株価へのプラスのインパクトになりやすい。

ネット証券大手5社個人投資家ランキングのデータ抽出方法
個人投資家人気ランキングは、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、松井証券、楽天証券(五十音順、敬称略)の協力を得て、2013年5 〜11月(7カ月分)の期間中の全売買代金データを集計。現物取引と信用取引(制度信用のみ)の売買データをもとにそれぞれを得点化し、その合計得点から総合ランキングを編集部で決定した。
※ 銘柄データに関する注記:現在株価、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回り、貸借倍率は、2014年1月8 日現在で、「適正株価」と「日経平均1万8000円なら?」の株価も同日の終値をもとに算出。「前期実績(or 予想)」「今期予想」は経常利益で、2013年12月12日までに開示された決算情報によるもの。チャートは12月12日現在。東マ=東証マザーズ、JQ=ジャスダック。

【銘柄分析を担当!】
小川佳紀
フィスコ 株式アナリスト

外国人投資家の動向や国策などのビッグテーマから、最先端技術や中小型株動向などのニッチなテーマまで幅広くリサーチ。緻密なデータ分析には定評がある。



この記事は「WEBネットマネー2014年3月号」に掲載されたものです。