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ドワンゴと日本電信電話(NTT)は4日、両社によるコラボレーション開発の成果第一弾として、ライブ会場のような臨場感が味わえる新システム「全天周映像向けインタラクティブ配信技術」と、ネットワークの混雑時でも快適にコンテンツを視聴するための「視聴品質最適化技術」を用いたサービスのプロトタイプを開発したことを発表した。

両社は2013年より開始した業務提携の取り組みとして、「映像&ソーシャルサービスの高度化」に関する技術開発を推進しており、今回発表されたのはこの共同開発による成果の第一弾となる。

「全天周映像向けインタラクティブ配信技術」は、ライブ会場(ニコファーレ)に設置した360度全天周カメラの映像から、視聴者がヘッドマウントディスプレイ(HMD)を通して、好きな方向を自由に見渡すことのできる技術。視聴者はどの方向を向いても高品質な映像が視界を覆うため、あたかもその場にいるかのような臨場感あふれる映像を体験することが可能という。また、このシステムでは視聴している方向の映像だけを選択的に高画質配信するため、「限られた帯域下でも高品質な映像配信が実現できる」とされている。

もう一方の「視聴品質最適化技術」とは、視聴者が実際に感じる配信映像の満足度を客観的な数値として推定・最適化する技術。現在、「ニコニコ動画」をはじめとする映像配信サービスでは、高品質映像の提供中にネットワークが混雑すると、データ伝送が映像再生に追いつかずに映像が停止するという現象があるが、この技術を利用可能なアプリを開発したことで、ネットワーク混雑時でも視聴者の体感品質を最善にする配信レートを過去の状況から予測できるようになった。具体的には、「外出先や自宅などの様々な通信環境に応じて、映像再生が途中停止しない最大配信レートなどのレコメンドが可能」となるほか、「端末特性に応じて体感品質を最適化するパラメータ(解像度やフレームレート)などのレコメンドも可能」になるという。

なお、NTTはNTT R&Dの取り組みを紹介する公式ニコニコチャンネル「NTT R&Dチャンネル」を新たに開設しており、これらの成果を「NTTR&Dフォーラム2014 夜まで『Co-Innovation』直前生放送」と題した生番組でも取り上げるという。放送日時は2014年2月12日午後9時〜午後11時。出演者は濱野智史氏(社会学者)、岡田有花氏(ジャーナリスト)、高田敏弘(NTTコミュニケーション科学基礎研究所・主幹研究員)、向井哲哉(NTT物性科学基礎研究所・主任研究員)の4名。

番組名:「NTTR&Dフォーラム2014 夜まで『Co-Innovation』直前生放送」放送日:2014年2月12日放送時間:午後9時〜午後11時出演者:濱野智史氏(社会学者)、岡田有花氏(ジャーナリスト)、高田敏弘(NTTコミュニケーション科学基礎研究所・主幹研究員)、向井哲哉(NTT物性科学基礎研究所・主任研究員)「NTT R&Dチャンネル」はこちら

(吉田美奈子)