人気株ランキングの適正株価 東証1部&2部 1〜10位
2013年6月3日〜11月29日に主要ネット証券5社で売買された!直近6ヶ月、個人投資家人気株ランキング。
トップ4が回転売買向きの銘柄だったことに、妙に納得。この半年は短期トレードに徹したほうが儲かったということ!?

1位 東京電力
現物1位 信用1位
東1・9501/100株/3月決算

【診断】
外国人:13点
業績:9点
順張り:8点
上値:11点
NISA;6点
総合:47点

【適正株価】
450円

【日経平均1万8000円なら?】
559円

【前期実績】
赤字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:511円
配当利回り:―
PER:―
PBR:0.98倍
貸借倍率:5.98倍

浮沈は安倍政権が握る!
福島第1原発事故の処理に追われる。政府が全面支援する一方、法的整理を求める声もあり、先行きは予断を許さない。それだけに値動きは大きく、精神的にも金銭的にも余裕のある投資家が高いリターンを狙う銘柄だ。

2位 ソフトバンク
現物2位 信用2位
東1・9984/100株/3月決算

【診断】
外国人:20点
業績:8点
順張り:19点
上値:15点
NISA;11点
総合:73点

【適正株価】
1万304円

【日経平均1万8000円なら?】
1万2485円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:8920円
配当利回り:0.44%
PER:23.7倍
PBR:12.09倍
貸借倍率:6.05倍

今や東証代表の連続成長株
孫正義社長のキャラクターもあって、ファンの多い銘柄だ。日々の出来高は東証で1位、2位を争うほど多く、海外年金から個人トレーダーまで多彩な投資家が参戦。昨年は米国携帯電話会社の買収に成功し、次の一手が注目される。

3位 ケネディクス
現物8位 信用3位
東1・4321/100株/12月決算

【診断】
外国人:11点
業績:20点
順張り:12点
上値:12点
NISA;12点
総合:67点

【適正株価】
670円

【日経平均1万8000円なら?】
887円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:510円
配当利回り:―
PER:90.2倍
PBR:2.03倍
貸借倍率:18.42倍

不動産セクターの指標銘柄
不動産ファンドで国内最大手。三菱地所や三井不動産と違って、この銘柄は不動産株が盛り上がると取引が活発化する一方、人気の離散も早く、不動産株全体の人気を示す指標銘柄としても知られる。地価上昇確認で急騰か。

4位 アイフル
現物7位 信用4位
東1・8515/100株/3月決算

【診断】
外国人:16点
業績:10点
順張り:9点
上値:11点
NISA;8点
総合:54点

【適正株価】
450円

【日経平均1万8000円なら?】
627円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:416円
配当利回り:―
PER:8.0倍
PBR:2.21倍
貸借倍率:18.98倍

値動き最重視の金融株
消費者金融大手。メガバンクに比べて財務内容の安定性に欠けるが、その分、株価の動きは大きい。過払い利息問題が峠を越し、今後は個人消費の復調に乗って業績回復か。超低金利の長期化で資金調達コストは軽い。

5位 マツダ
現物6位 信用6位
東1・7261/1000株/3月決算

【診断】
外国人:16点
業績:20点
順張り:17点
上値:15点
NISA;10点
総合:78点

【適正株価】
593円

【日経平均1万8000円なら?】
774円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:533円
配当利回り:―
PER:15.9倍
PBR:3.20倍
貸借倍率:5.22倍

輸出比率高く、為替差益大
国内外で自動車販売の好調が続いている。トヨタ自動車やホンダよりも海外生産比率が低いため、円安となれば為替差益による輸出採算向上幅が大きい。株価の絶対水準が低いため、個人投資家にも売買しやすい。

6位 三井住友建設
現物9位 信用9位
東1・1821/100株/3月決算

【診断】
外国人:12点
業績:11点
順張り:19点
上値:10点
NISA;6点
総合:58点

【適正株価】
145円

【日経平均1万8000円なら?】
155円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:124円
配当利回り:―
PER:47.6倍
PBR:15.44倍
貸借倍率:18.39倍

ゼネコン株の五輪代表
数ある中堅ゼネコンの中でも、三井住友系の信用力や発行済み株式数の多さから、売買は活発だ。いつの間にか2020年の東京オリンピック関連株の代表銘柄のポジションにある。今後もオリンピック関連の話題が株価の刺激材料に。

7位 ソニー
現物10位 信用8位
東1・6758/100株/3月決算

【診断】
外国人:17点
業績:13点
順張り:9点
上値:13点
NISA;13点
総合:65点

【適正株価】
2140円

【日経平均1万8000円なら?】
2303円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:1800円
配当利回り:1.38%
PER:62.3倍
PBR:1.00倍
貸借倍率:15.35倍

再建策の行方に注目
かつての東京市場の看板銘柄だが、今は経営再建の途上にある。スマホの販売拡大に加え、新ゲーム機「PS4」の好調なスタートで業績回復が加速か。機関投資家からは、テレビなど電機事業の切り離しを求める声も。

※PS4=プレイステーション4。

8位 富士重工業
現物13位 信用7位
東1・7270/100株/3月決算

【診断】
外国人:20点
業績:20点
順張り:16点
上値:13点
NISA;16点
総合:85点

【適正株価】
3932円

【日経平均1万8000円なら?】
4520円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:2979円
配当利回り:1.34%
PER:11.2倍
PBR:4.69倍
貸借倍率:7.46倍

つくればつくるほど売れる
「スバル」ブランドが米国で浸透し、来期の販売台数は今期をさらに上回りそう。つくればつくるほど売れ、生産が間に合わない状態が続いている。北米での生産設備増強に期待。国内でも新型車投入により販売は上向きへ。

9位 ファーストリテイリング
現物16位 信用5位
東1・9983/100株/8月決算

【診断】
外国人:20点
業績:16点
順張り:12点
上値:19点
NISA;16点
総合:83点

【適正株価】
5万740円

【日経平均1万8000円なら?】
6万5424円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:4万500円
配当利回り:0.74%
PER:46.6倍
PBR:12.82倍
貸借倍率:0.23倍

小売業界最強の成長力
「ユニクロ」の快進撃が続き、最終利益1000億円台乗せが射程内に入った。小売りセクター全体で見ても、断トツの連続成長力を発揮している。現在約30%の海外売上高比率は、50%に向かって拡大へ。柳井正会長の目標は売上高3兆円だ。

10位 三菱自動車工業
現物16位 信用5位
東1・7211/100株/3月決算

【診断】
外国人:19点
業績:17点
順張り:6点
上値:9点
NISA;9点
総合:60点

【適正株価】
1240円

【日経平均1万8000円なら?】
1631円

【前期実績】
黒字

【今期予想】
黒字

【DATA】
現在株価:1131円
配当利回り:―
PER:7.0倍
PBR:1.82倍
貸借倍率:1.42倍

円安メリットをフル享受
円安とリストラで利益は急拡大中だ。10年間続いた三菱グループによる金融支援がようやく完了し、実力が問われるのはこれから。販売台数の伸びに不満な機関投資家の声もあるが、今期復配が実現できれば評価は一変か。

※株価データは、2014年1月7日現在。配当利回りとPER(株価収益率)は予想、PBR(株価純資産倍率)は実績の数値。

5項目(各20点満点)で総合100点満点で採点

 擲姐饋諭曚買う度
外国人投資家は、企業が保有する資産に対してどのくらい効率的に利益を生み出しているかに注目して投資するケースが多い。また、企業規模が小さすぎると買いにくいため、この点も加味した。

◆擽叛咫曚寮長度
アベノミクス相場では、利益の伸びに加え、売り上げの成長度合いも注目されている。コストカットで無理やり利益を出すのではなく、事業を拡大させながら利益をつくる、本来の成長企業が高得点をとるのだ。

【順張り】投資向き度
アベノミクス相場では、基本的に株価が上がっている銘柄を買う「順張り」投資のほうが成果を出しやすい。このため、株価が年初来高値を更新しているなど上昇トレンドの銘柄を高評価とした。

ぁ攵綯諭曚軽い度
上昇トレンドであっても、信用取引の買い残が多いなど、将来の売り圧力が高い銘柄は上昇余地が少なくなってしまう。このため、高値で買っている投資家が少ない、需給がいい銘柄を評価した。

ァ擅裡稗咤繊曚妨く度
2014年1月から始まるNISA(少額投資非課税制度)では、個人投資家は配当利回りが高く、財務が健全な銘柄に注目しやすいと思われる。この新規の資金流入が期待される銘柄ほど高得点。

【適正株価】
現在株価をベースに 銑イ裡宜猝椶凌巴之覯未魏談したうえで、各銘柄の株価水準として“適正”と思われる株価を算出した。適正株価が現在株価よりも高ければ割安なので「ホールド」もしくは「買い増し」、安ければ割高なので「売り」と考える。

【日経平均1万8000円なら?】
世界経済の回復、アベノミクスへの期待、円安の加速などにより、今後、日経平均株価が「1万8000円」になったと仮定した場合の株価を算出。もちろん各銘柄の日経平均への連動度合いも加味している。

【前期実績(or予想)/今期予想】
経常利益がプラスなら「黒字」、マイナスなら「赤字」マーク。前期赤字で今期黒字なら「黒字転換=黒転」であり、株価へのプラスのインパクトになりやすい。

ネット証券大手5社個人投資家ランキングのデータ抽出方法
個人投資家人気ランキングは、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、松井証券、楽天証券(五十音順、敬称略)の協力を得て、2013年5 〜11月(7カ月分)の期間中の全売買代金データを集計。現物取引と信用取引(制度信用のみ)の売買データをもとにそれぞれを得点化し、その合計得点から総合ランキングを編集部で決定した。
※ 銘柄データに関する注記:現在株価、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回り、貸借倍率は、2014年1月8 日現在で、「適正株価」と「日経平均1万8000円なら?」の株価も同日の終値をもとに算出。「前期実績(or 予想)」「今期予想」は経常利益で、2013年12月12日までに開示された決算情報によるもの。チャートは12月12日現在。東マ=東証マザーズ、JQ=ジャスダック。

【銘柄分析を担当!】
小川佳紀
フィスコ 株式アナリスト

外国人投資家の動向や国策などのビッグテーマから、最先端技術や中小型株動向などのニッチなテーマまで幅広くリサーチ。緻密なデータ分析には定評がある。



この記事は「WEBネットマネー2014年3月号」に掲載されたものです。