追うタツヤ。プレッシャーをかけられても動じないりっくん。

りっくん「女子と遊びまわっているお前に負けるわけにはいかない!」
タツヤ「このタツヤは女子みんなのものだ。一人だけを愛するのは不公平だろう。」
りっくん「エゴだよそれは!」

映画でも、遊びまわるジェームズ・ハントと反対に、ニキ・ラウダは一人の女性を愛する誠実な男だ。レースだけでなく、私生活でも正反対の二人は反発しあう。


タツヤ「次のカーブに、俺の全生涯(12歳)のすべてをかける!」
りっくん「その速度では三輪車がクラッシュするぞ!」


「レーサーに、負けて生きろと言うのはナンセンスだ!」
勝負をかけたタツヤが、ついにりっくんを抜き去る。映画でも、緻密で慎重なレース運びをするニキ・ラウダに対し、ジェームズ・ハントが恐れ知らずの攻撃的な走行を魅せる。


最後までせめぎ合う二人。


タツヤ「日本車とは違うのだよ、日本車とは!」


ゴール!タツヤの勝利だ。イギリスの三輪車はやっぱり速かった。

りっくん「お前の勝利は、その三輪車の性能のおかげだということを忘れるな!」
タツヤ(12歳)「りっくんが負けたのは、坊や(11歳)だからさ。」

レースの様子は動画でも楽しめる。


F1レースといえば勝利のシャンパン。もちろん映画でもド派手に登場する。


そしてレースクイーン達の、1970年代のファッションもこの映画の見所のひとつだ。


こちらも昭和をイメージした服装で、三輪車を前にポーズをとるアヤちゃん(左)とユイちゃん(右)。


「待たせたね。君たちにも勝利の美酒(ノンアルコール)をプレゼントするよ」


ユイ「でもさあ、いくら速くても、そもそも三輪車ってダサいよね」
アヤ「やっぱ男は自転車だよね。ユイちゃんのお兄ちゃんカッコいいよね」


アヤ「お兄ちゃんとのキッスは、いつかアヤがいっただきだぁ!」


タツヤ「………」