中川翔子インタビュー「黒歴史と向き合うことができた映画です」
 しょこたんこと中川翔子さんがピンクのぬいぐるみと一体化してヒーローに変身! 女子高生の姪っ子・響子ちゃんを救うべくゾンビと戦う特撮ヒーローもの『ヌイグルマーZ』が公開中です。

 ロリータファッションでキメた、通称ダメ子と呼ばれるしょこたんが、阿部サダヲさんの声で話しかけてくるぬいぐるみ・ブースケと合体することで生まれるヒーロー、“ヌイグルマー”。原作は大槻ケンジさん、監督は『電撃ザボーガー』や『ロボゲイシャ』『デッド寿司』のB級映画界の異才(←褒め言葉)井口昇氏が務めています。

◆特撮モノは芸能界に入る原動力だった

 映画初主演を務めた中川さん。特撮モノへの出演は昔からの憧れでした。

「引っ込み思案で人見知りの私が、芸能界という場所にナゼいるのか。その原動力のすべてがヒーローになりたい! 特撮モノに出たい! というものだったんです。学生時代もヒーローのポーズを練習しているときが生きがいでした。

 芸能界デビュー後もオーディションを受けまくったんですけど、ことごとく落ちちゃって。もう“現世”で叶わないのなら“来世”で出演を目指そうと半ばあきらめていたんです。だから、出演依頼があったときは夢なのかなっていうくらいビックリして。強い気持ちで想い続けていれば、絶対に叶うんだとこの作品が教えてくれました」

 夢の実現は、辛かった時期と向き合うことにもなりましたが、思わぬ変化も。

「今回の出演で、黒歴史と名付けていた、辛くて落ち込んでばかりいた、でも好きなものに熱中しているときだけは幸せだった過去が、黒から白に、オセロみたいに変わったんです! 過去の自分と握手できたというか。

(市道真央さん演じる)響子ちゃんとの描かれ方も好きです。女子って、一度こじれるとキツイけど、認め合ったときには一生ものになる。そういう女子の友情もテーマに入ってる。『特撮モノ』だけで終わらない映画なんですよ」

 姪っ子からダメ子と揶揄されるほどの主人公にも愛着いっぱいのしょこたん。

「ダメ子は自分の人生とリンクするんです。人ってみんな完璧じゃなくて、どこかしら、弱点だったりコンプレックスや悩みがある。でも好きなものとか、これをやっているときだけは熱中できるというものがあれば、人は輝けると信じています」

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◆主演も監督も運動オンチの特撮アクション映画!?

 ヌイグルマーに変身後のアクションは武田梨奈さんが担当。武田さんのアクションはスゴイのひと言ですが、でもしょこたん自身のアクションシーンも見たいですよね。

 そんな観客の願望も、ちゃ〜んと後半に叶います。しょこたんが、自ら中学の時に作った愛用のピンクのヌンチャクでゾンビを倒しまくる、待ってました!なシーンが登場するのです。

「『ヌイグルマーZ』は、ダメでもいいんだっていう共感と、ダメでも勇気を持ってもらいたいというメッセージが詰まった映画。そうなるためにも、ヌイグルマーになる前のダメ子自身の姿で戦うシーンが必要だって思ったんです。

 でもアクションの経験って、脳の中でしかないから。私、体育の成績が『1』だったんですよ。主演も監督も体育『1』の特撮アクション映画(笑)。でもダメ子がダメだけじゃなく、ロリータでゾンビを倒すっていうちぐはぐ感が、カッコいいじゃんっていう風になりたかったので、一番大事なシーンでしたね」

◆今、この作品に出会えてよかった。早く我が子孫にも見せたい!

  また、好きなことは3歳から変わっておらず、そこには多分に“血”の影響もあると熱弁。

「特撮とネコとアニメ、絵を描くこと、歌うことが好きというのは、きっと生まれ変わっても同じだと思うんです。趣味って血の中に入ってるというか、私は、父を幼いころに亡くしているんですが、父がやっていた趣味とか歩んできた道とか、気付かないうちに同じ足跡をたどって生きてるんです。