清原が“1976年の実話”に感動、「ラッシュ/プライドと友情」会見。

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男たちの命がけの闘いと、友情を超えた絆を描くヒューマンドラマ「ラッシュ/プライドと友情」の公開を前に、主演のクリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、アカデミー賞受賞監督のロン・ハワードが来日記者会見を行った。

F1史上最も衝撃的で、ドラマチックな事件にして、記憶に刻みついて離れない、ジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)とニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)という伝説のドライバーが命を賭して競った1976年の“実話”を描いた本作。記者会見にはスペシャルゲストとして、現役引退後も光り輝くプロ野球界のスーパースター、清原和博が登場し、本作の“男たちのドラマ”に強く感動したという彼が、自身の現役時のライバルなどのエピソードも交え、本作の魅力を熱く語った。

その後、清原の提案で日本流のヒット祈願として、二升半という特大の瓶に入った祝い酒“益々繁盛”(二升を「ますます」、半升を「はんじょう」と読む縁起物のお酒)を来日ゲストに贈呈。最後は来日ゲストと清原による鏡開きでイベントを終えた。

登壇者のコメントは次の通り。

◎ロン・ハワード監督

いよいよこの映画が日本の皆さんに観てもらえるかと思うと、本当に嬉しいです。ジェームス・ハントとニキ・ラウダという魅力的なキャラクターが魅力的で、F1のレースシーンも迫力の映画です。私は、いつも観客を驚かせることを目的に映画をつくっているのですが、今回は自分が驚かされることがあったんです。クリスとダニエルのおかげで、どんどんこの物語が面白くなっていったんです。用意していた脚本に、さらなるインスピレーションを与えてくれたんです。クライマックスの雨の富士スピードウェイは、F1ファンの間では神話になっているレースだし、撮影するのはとてもプレッシャーでしたが、うまく撮れたと思います。この映画は、アクションも満載の映画ですが、根源にはエモーショナルな、人間ドラマがあります。ぜひ大きいスクリーンで楽しんで下さい。

◎クリス・ヘムズワース

僕は、この映画のストーリーとキャラクターを、恋に落ちたように気にいったんだ。自分が演じたジェームス・ハントの「これが俺だ!」という生き様に惚れ込んだよ。レース中でも何をやらかすかわからないような、とっても魅力的なキャラクターなので楽しんで演じることができたよ。(ニキ・ラウダを演じた)ダニエル・ブリュールは凄かった。声やアクセントまでも、ニキ・ラウダになりきっていて学ぶことが多かったよ。最高の共演者だと思っているよ。

◎ダニエル・ブリュール

僕が演じたニキ・ラウダは、(ジェームス・ハントと違って)今も生きているので、演技にアドバンテージがあったと思う。僕は、今まで役者をやってきて、自分が「羨ましい」と思ってしまうほどの人間を演じるのはこれが初めてなんだ。撮影期間中、ニキ・ラウダを演じて生きることができた、このことは、僕を一生、奮い立たせてくれる出来事だと思っているよ。

◎清原和博

僕は車もF1も大好きで、21歳の頃からずっとフェラーリに乗ってるんです。ニキ・ラウダのあの大事故ももちろん覚えています。この映画で描かれる人間ドラマに感動しましたね。僕はもちろん派手で、女性好きのハントですね(笑)。ニキ・ラウダは、どこか、皆さん知っていると思いますが、元チームメイトの完璧主義者の選手(桑田真澄のこと)に似ていますね(笑)。

映画「ラッシュ/プライドと友情」は2月7日(金)TOHO シネマズ 日劇ほか全国ロードショー。2月1日(土)、2日(日)先行公開。

☆「ラッシュ/プライドと友情」ストーリー

1976年、F1黄金時代、直感型のドライビングテクで才能を発揮するジェームス・ハント(マクラーレン)と冷静でコンピュータのようなレース運びを誇るニキ・ラウダ(フェラーリ)、二人の天才レーサーのトップ争いに人々は熱狂した。

私生活でも奔放なハントと堅実なラウダは好対照で何かと衝突を繰り返しつつ、シーズン半ばまではラウダが圧倒的なリードを保っていた。しかしシリーズ10戦目“墓場”と呼ばれる世界一危険なサーキット、ドイツのニュルブルクリンクでラウダがクラッシュ、400 度の炎に包まれる。

瀕死の重傷を負い、だれもが再起を絶望視するなか、僅か42日後にラウダは戦線に復帰する。追い上げてきたハントとの差はたった3ポイント。年間チャンピオンの座を賭けた最終決戦の地は豪雨に霞む富士スピードウェイ。ライバルを超えた絆を胸に、アクセルを踏む二人。果たして、追い続けた光は、どちらの手に――?