冬の寒さの厳しさを、ますます感じる今日この頃。乾燥した空気に流行する風邪……体調管理には十分気を付けたいものだが、中国メディアが「冬風邪をひいたら食べてはいけない10の食べ物」を報道。参考にするべくお知らせしたい。(イメージ写真提供:123RF)

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 冬の寒さの厳しさを、ますます感じる今日この頃。乾燥した空気に流行する風邪……体調管理には十分気を付けたいものだが、中国メディアが「冬に風邪をひいたら食べてはいけない10の食べ物」を報道。参考にするべくお知らせしたい。

1)甘い物
 糖分が多く含まれるフルーツやデザートは、なるべく控えよう。甘い物は痰の粘度を高め、お腹をふくらませる。糖分が特に高いとされるフルーツはマンゴ、ぶどう、ライチ、パイナップルなどだ。

2)塩分の高い物
 塩分は一日5グラム以内に抑えるよう意識したい。多く摂りすぎると、ウィルスと戦う免疫蛋白質が減ってしまう。

3)繊維質の物
 風邪の時は胃腸が弱る。セロリ、ニラのように繊維度が高い食材は避けてみよう。

4)からい物
 唐辛子とわさびは痰の粘度を高めてしまうので、頭が痛くなり鼻づまりも悪化する。避けたい味付けだ。

5)濃いお茶コーヒー
 胃腸の状態を悪くし、逆流性食道炎を引き起こす可能性もあるので要注意。

6)揚げ物と焼き物
 消化の悪いとんかつと焼肉は厳禁。

7)刺激物
 カレーや黒胡椒は刺激が強く、呼吸器に良くないので、控えよう。

8)柿
 量が多いと風邪を悪化させる原因に。元々体を冷やすフルーツなので注意。

9)鴨とラム肉
 鴨肉は体を冷やしラム肉は体を温めるが、どちらとも体に優しいとは言えず冬の体調管理時には時期は止めておきたい肉。

10)パクチー
 漢方の世界では胃を強くしてくれる野菜だが、風邪の症状を引き起こしやすいケースもあるので控えよう。

 以上10個が、中国メディアが食べないようにと注意した内容だ。最後には「風邪をひいた時には何も食べないように、という療法もあるが逆効果なので信じないように」というアドバイスも添えた。

 ちなみに健康に関する日本のサイトで調べてみると、中国ほど細かく禁止したり控えるようにと促してはいないが、「甘い物・こってりした物・刺激のある物は、風邪の時には控えるように」と同じような内容が書かれていた。ほか、日本では冷たい物とアルコールも控えるよう呼びかけているパターンが多い。また無理に食べることで免疫力が低下し、風邪の悪化につながる場合があるので量もほどほどにする必要性があるとのこと。味付けは濃くなくマイルドで量を適度にという感じで、体にやさしそうな食べ物を選んで調整することが、何より大事と言えそうだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)(イメージ写真提供:123RF)