過食の原因は「タンパク質不足」―十分な量になるまで食べ続けてしまう

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高カロリーのお菓子を食べたのにまだおなかが空いている、そんな経験ありませんか?シドニー大学のチャールズ・パーキンス・センターの研究によると、タンパク質に対する人間の本来持つ食欲がとても強いことから、十分な量のタンパク質をとるまで、食べ続ける結果になるのだそう。

同センターによると、タンパク質に対する決定的な衝動が、世界的な肥満の拡大につながっているとしており、食事バランスがタンパク質が減少する一方で、炭水化物と脂質が増加する傾向にあるとのこと。年齢や体型にかかわらず、人間のタンパク質に対する欲求は強いことから、十分なタンパク質をとるまでに、必要以上に食べ過ぎてしまうそう。

調査でも、被験者たちの食事の中でタンパク質の占める割合が低下するにつれ、総合的なカロリー摂取量が上昇。被験者たちは食事のときに、最終的に適正な量のタンパク質を摂取したものの、食べ過ぎ状態となったそう。
食事では、まず何はともあれ先にタンパク質を取ることで食べ過ぎ防止になるかもしれませんね。レストランでステーキを頼んだら先に出てくるアペタイザーのサラダやパン、順番が逆になるのが理想でしょうか…。

参考:Diet clue to why we over-eat
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=11153302