ネット広告関連・その他 3億ユーザー突破。広告やマーケティングに大チャンス
2013年夏ごろ、「LINE上場観測」が報じられたが、ついに現実味を帯びてきた。2014年夏に上場となりそうだ。すでに米国で上場したフェイスブックやツイッターを見ても、LINEが上場すれば時価総額1兆円規模になるのは確実視されている。しかも、LINEはスタンプやゲーム、マンガなどのほかにも新しいコンテンツの登場が予想され、物色のほこ先は多様だ。夏の上場に向けてこれから盛り上がっていく「狙い目のLINE関連株」を一挙公開する!

11月25日、LINEの登録ユーザー数が世界で3億人を突破したと報じられた。2011年6月にサービスを開始して以来、世界中で利用者が拡大。メールは、今やキャリアメールから完全にLINEに移行したと言っても過言ではないほどの普及ぶりだ。これだけのユーザーがいるので、広告を配信すれば宣伝効果は大きく、マーケティングツールとしても大いに活用でき、ビジネスチャンスが転がっている。

「アカウントの開設から運用支援までを一手に引き受けるのが、ネットイヤーグループ。オプトも、公式アカウントを開設する企業向けに、その運営を支援するサービスを提供しています」(小川さん)

楽天の「お買いものパンダ」や、すき家の「すっきー」、パルコの「パルコアラ」など、企業はオリジナルスタンプを積極的につくり、無料で配布している。また、ユーザーが企業と「友だち」になると、企業からセール情報や割引チケットなどが送られてくる。LINEのメッセージは開封したかどうかがわかるため、企業も効果的なマーケティングができるのだ。

一方、ユーザーが増えるに従って、トラブルも増える。ネットの監視やセキュリティー事業にもビジネスチャンスとなるかもしれない。

登場してから2年半で大躍進のLINE。株式市場を席巻するのはこれからだ。

ネット広告、セキュリティー・監視の狙い目9銘柄

オプト(東証1部・2389)
1158円(100株)

eマーケティングの専業会社。主力の広告・ソリューション事業では、アベノミクス効果でインターネット広告の販売が拡大へ。

ファンコミュニケーションズ(ジャスダック・2461)
2964円(100株)

パソコン、モバイル向けのアフィリエイト広告サービスが好調。スマートデバイス向けアドネットワーク「nend」も新たな注目点に。

ネットイヤーグループ(東証マザーズ・3622)
2803円(100株)

インターネット技術を活用したマーケティング業務の支援事業を展開。クチコミ分析ツールなど、独自マーケティングツールも伸長。

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス(東証1部・3657)
3190円(100株)

ゲームなどのデバッグ・検証事業、ネット看視事業が2本柱。ネット上で違法有害情報が増加する中、看視業務の受注が拡大。

ガイアックス(名証セントレックス・3775)
735円(100株)

ソーシャルサービス運用のための幅広い業務をワンストップで支援。24時間の掲示板・投稿監視サービスは中長期で需要が拡大。

ラック(ジャスダック・3857)
601円(100株)

情報セキュリティー技術を駆使した監視運用サービスを提供。サイバーテロの増加などで、ビジネスチャンスは中長期で増加へ。

アズジェント(ジャスダック・4288)
5万3900円(1株)

最高水準のセキュリティーを低価格で提供する「セキュリティ・プラス」が好評。セキュリティーコンサルティングも今後の期待分野に。

セプテーニ・ホールディングス(ジャスダック・4293)
1232円(100株)

インターネット広告やモバイル広告の大手。フェイスブックやスマホ向け広告に注力する戦略が奏功し、業績の拡大局面が続く。

イー・ガーディアン(東証マザーズ・6050)
1980円(100株)

インターネット上での風評調査サービスを提供。300サイト以上の豊富な実績を背景に、コミュニティーサイトの監視の受注増が見込まれる。

※株価は2013年12月9日現在。

小川佳紀(YOSHINORI OGAWA)
フィスコ 株式アナリスト

岡三証券を経て現職。相場概況から注目株まで、日本株全般から本誌に合ったネタを拾ってくれる貴重な存在。



この記事は「WEBネットマネー2014年2月号」に掲載されたものです。