[ブランド対決 .魁璽辧縞圈論こΔ烹暇店舗を有するスターバックスが、コーヒー王国であるベトナムはホーチミン市に、第1号店をオープンさせたのは 2013年2月1日のこと。2013年末時点で、3号店まで出店している。対抗馬と目されるのは、ベトナム最大のコーヒーチェーンであるチュングエン・ コーヒー(写真下)だ。ベトナム全土で既に1000軒を超える店舗を展開している【撮影/中安昭人・2点とも】

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日本で15年間の編集者生活を送った後、ベトナムに渡って起業した中安さん。今回は、プロも騙される「コピー天国」ベトナム・レポート。日本人の感覚とはまったく異なる、その実態とは?

ソフトウェアの違法率は世界平均の2倍近く

「いや、どこから見ても本物のiPhone5だったんですけどねえ。すっかりだまされました」
 と頭をかくのは私の友人・Fさん。筐体は本物だったらしいのだが、中身が偽物にすり替えられていたのだそうだ。購入してしばらくしてから気がついたが、もちろん交換などはできない。Fさんは、彼自身、携帯電話に関連する仕事に従事しており、スマートフォンに関しても決して素人ではないのだが、それでも偽物をつかまされてしまったのだ。

 巷でもよく知られているとおり、ベトナムは「コピー天国」である。

 ソフトウェア業界団体のビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA、本部ワシントンDC)がまとめた、「第9回世界ソフトウェア違法コピー調査」によると2011年のベトナムの違法コピー率は81%。アジアではインドネシアの86%に次いで高く、世界平均の42%の2倍近い。2003年度の同調査で は、ベトナムは92%と、中国と並んで不名誉な世界ナンバーワンを獲得している。年々、状況は改善されているとはいえ、まだまだ違法率は高い。

 そもそも町のコンピュータショップに行っても、正規版のソフトを探すほうが難しい。パソコンを購入すると、何も言わなくても、最新のOSはもちろん、 Microsoft Office(マイクロソフト・オフィス)、Adobe(アドビ)のInDesign(インデザイン)、Photoshop(フォトショップ)、 Illustlator(イラストレーター)などがインストールされている場合が珍しくない。もちろん、全部、違法コピーである。

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