複数の韓国メディアは24日、楽天・田中将大投手のニューヨーク・ヤンキース入りが決まったことを受け、フリーエージェント(FA)市場が動き始めたと伝えた。韓国起亜タイガースから大リーグ入りを目指すユン・ソンミン投手にも、良い影響を及ぼす可能性があるという。

 報道によると、レンジャーズからFAとなっていたマット・ガーザ投手が、ブルワーズと4年総額5200万ドル(約53億円)で合意した。田中投手の契約が決まった翌日に明らかになった。現地メディアは、カンザスシティ・ロイヤルズからFAとなったアービン・サンタナ投手、クリーブランド・インディアンスからFAとなったウバルド・ヒメネス投手も、すぐに契約が決まるとの見方を示した。

 韓国を代表する右腕のユン投手は、昨シーズン終了後にFAを行使し、大リーグ入りを目指している。所属先は決まっておらず、現在はロサンゼルスで個人練習を続けているが、最近2球団から具体的な契約条件の提示があったとみられている。韓国メディアは、田中投手のヤンキース行きが決まったことで、ユン投手の交渉も進む可能性が高いと伝えた。(編集担当:新川悠)