安心株テーマ四天王はコレだ!!! Vol.1
長期の積立には、ブレない投資方針と納得できる銘柄選びが欠かせない。ここでは、4つの切り口で株価上昇を期待できる銘柄をピックアップした。黒字経営で配当も楽しめそうな銘柄でもある。

テーマ1 高齢化社会バスケット

買い物・医療・福祉は将来像の予想が容易!

確実にやって来る超高齢化社会。買い物や娯楽などのスタイルが一変するとともに、医療や福祉サービスの需要は急速に高まる。最もお金を持っている年代層なので、企業が放っておくはずがない。
積立投資では、投資先企業の将来像が重要になってくる。その点、「高齢化」は容易に覆らず、長期投資のテーマとして好適だろう。

●医療・福祉ニーズの拡大で期待の10銘柄

やまねメディカル(JQ・2144)
333円(100株)
配当利回り:0.90%
決算月:3月

首都圏で通所型の介護サービスを展開。高齢化の進展に乗り、関西にも進出した。介護スタッフの確保に成功すれば、規模拡大が急加速か。

アツギ(東1・3529)
124円(1000株)
配当利回り:2.41%
決算月:3月

ストッキングで高いシェアを持つだけでなく、戦略事業として介護用品にも進出。海外生産でコストの大幅改善を狙っている。

フランスベッドHD(東1・7840)
199円(1000株)
配当利回り:2.26%
決算月:3月

介護用ベッドの需要が拡大中。要介護者だけでなく、元気な高齢者にも寝起きしやすいベッドは、高額でも人気が高い。

シダックス(JQ・4837)
517円(100株)
配当利回り:2.90%
決算月:3月

病院などへの給食サービスを展開。安定供給や衛生管理に厳しい大規模案件に強い。高齢者施設の増加は顧客層の拡大を意味する。

フルキャストHD(東1・4848)
265円(100株)
配当利回り:―
決算月:12月

年金支給年齢の段階的引き上げで、元気な高齢者の就労ニーズは強まるばかり。人材派遣会社の出番も増えそうだ。

ロングライフHD(JQ・4355)
289円(100株)
配当利回り:1.73%
決算月:10月

関西を中心に介護付き有料老人ホームを展開。富裕層向けの充実したサービスと居住空間を前面に押し出し、人気を得ている。

ゴルフ・ドゥ(名セ・3032)
360円(100株)
配当利回り:―
決算月:3月

中古ゴルフ用品を販売し、退職者層にも人気。文部科学省は高齢者層のスポーツ促進メニューのひとつにゴルフを加える方針だ。

総医研HD(東マ・2385)
268円(100株)
配当利回り:―
決算月:6月

トクホ(特定保健用食品)の評価試験受託が本業。健康補助食品はコンビニにも販売ルートを持ち、事業の大きな柱となっている。

夢みつけ隊(JQ・2673)
111円(100株)
配当利回り:―
決算月:3月

中高年男性向け通販を展開。カタログ販売に加え、ネットにも進出している。株価の動きはやや不安定だが、連続黒字経営。

ベルーナ(東1・9997)
503円(100株)
配当利回り:2.48%
決算月:3月

通販大手。ネット通販と客層が重複せず、安定成長を実現している。高齢化が進むにつれて、買い物は外出から通販にシフトする。

テーマ2 ニッチ業界主位バスケット

業界のトップにある会社。収益安定・採算も良好

業界トップ企業といえば、トヨタ自動車や三菱東京UFJフィナンシャル・グループが思い浮かびそうだが、ここで取り上げる企業はニッチ業界でのナンバーワン!
売上高は決して大きくはないが、特定の業界では強い存在感を示している。安定した収益源を持つ企業でもあり、長期保有の候補銘柄として魅力的だろう。

●特定業界で存在感の10銘柄

雪国まいたけ(東2・1378)
218円(100株)
配当利回り:―
決算月:3月

ホクトと、キノコ業界トップの座を争う。マイタケ最大手。冬に需要が偏っているのをどう改善するかが成長のカギだろう。

不動テトラ(東1・1813)
175円(100株)
配当利回り:0.57%
決算月:3月

海岸を埋め尽くし、港や道路を波から守るテトラポッドはこの会社の登録商標。政府の防災対策強化で息の長い需要が期待できる。

三井製糖(東1・2109)
399円(1000株)
配当利回り:1.75%
決算月:3月

砂糖業界のトップ。砂糖業界は商社主導で再編が完了しており、共存共栄の体制にある。食品業界の業績向上がプラス材料。

日清オイリオグループ(東1・2602)
324円(1000株)
配当利回り:3.08%
決算月:3月

サラダ油で有名。海外売上高が全体の4分の1を占める規模に育った。売上高も利益も拡大中。機関投資家の保有が多い。

日本フエルト(東1・3512)
454円(100株)
配当利回り:2.64%
決算月:3月

製紙会社で使うフェルトでトップ。宿命のライバルである王子製紙も日本製紙も、同社の製品のお世話になっている。

細谷火工(JQ・4274)
336円(1000株)
配当利回り:1.48%
決算月:3月

自衛隊向けに照明弾や発煙筒を納入している。安倍内閣による自衛隊強化が進めば、業績は大幅に向上か。増配が予想される。

東京都競馬(東1・9672)
407円(1000株)
配当利回り:0.73%
決算月:12月

競馬場運営で首位の座が揺らぐシナリオは考えにくい。倉庫なども強化し、収益源の多様化を構築中。土地持ちの東京オリンピック関連株でもある。

パーカーコーポレーション(東2・9845)
279円(1000株)
配当利回り:1.79%
決算月:3月

工業用洗剤でトップ。インドや中国、メキシコなど新興国にも積極的に進出している。海外売上高は来期にも3割台乗せか。

白洋舎(東1・9731)
239円(1000株)
配当利回り:2.09%
決算月:12月

クリーニング首位。個人向けの小口だけでなく、法人契約による制服のクリーニングやホテル用に寝具類のレンタルも手がける。

理研グリーン(JQ・9992)
286円(1000株)
配当利回り:1.74%
決算月:3月

ゴルフ場の整備に使う薬剤や資材を製造・販売する。全農系のクミアイ化学工業傘下。増益でも5円配当を続けているが、そろそろ増配か。

植草まさし
経済ジャーナリスト

外資系金融機関を経て独立。マーケットの裏も表も知り尽くす事情通。日々、特ダネを探して兜町・日本橋を練り歩く。



この記事は「WEBネットマネー2014年2月号」に掲載されたものです。