[其ノ二 FX用語編]「円」預金の転換点が来た
2013年の為替相場は前半、後半で見事に真っ二つに分かれた1年でした。

前半は2012年末からのアベノミクスに沸き、年初に88円だった米ドル/円は5月に103円まで急上昇。後半は、米国の経済と政治に振り回されて98円前後でもみ合い、結果的に年末にかけて103円台まで戻した格好です。

長期的に見ても、円高から円安への転換、2020年の東京オリンピック開催決定など、特に日本のターニングポイントとなるイベントもありました。よくも悪くも、日本経済のポテンシャルと限界、そして「円」の危うさを感じられた1年だった気がします。

これから中長期的に株や不動産の価格が上昇し、実際にインフレの流れになるとしたら……、取り残され、目減りしてしまうかもしれないのが、「日本円」の預貯金。本当に全額そのままでいいのか。

コツコツ預貯金をされている方は「全額を『日本円』に投資している」という感覚を持つべき時かもしれません。

円預金の一部を外貨預金にして通貨分散する、FXでの米ドルや豪ドルの積立など運用の選択肢は多くあります。

この年末年始を利用して自分の資産の内訳を再確認し、日本と「円」のちょっと先を考えた投資を考えてみては?

【今月のキーワード将軍】
川島寛貴(HIROTAKA KAWASHIMA)
みんかぶ

外為投資アドバイザー。FXのSNS(交流サイト)「みんなの外為」を運営し、個人投資家の動向に詳しい。FXビギナー向けセミナーなどで人気。



この記事は「WEBネットマネー2014年2月号」に掲載されたものです。