[其ノ一 株テクニカル編]NISAにも活用できる。最高益企業に順張り!
「下がったら買う」が好きな投資家の皆さん。2014年の相場は上昇株に乗ったほうが成功しやすいようですよ?

ソフトバンクの株価はなんと1年で4倍。勝ち組につくのが定石!

日経平均株価は2013年5月につけた高値(1万5942円)が視野に入り、さらなる上昇への期待が高まっています。

そんな相場の中、現物株の動きをリードしているのがソフトバンクです。2013年の初めに3000円台だった同社は、12月上旬現在で8500円台と、約3倍以上まで上昇しています。

ソフトバンクだけでなく、富士重工業や日本電産、クボタなど、今年の上昇が目立っていた銘柄には犧嚢皹彜覿〞という共通点があります。ソフトバンクは「iPhone」を中心にスマホの販売が好調であっただけでなく、ガンホー・オンライン・エンターテイメントを連結子会社にしたり、米国の通信大手・スプリントを買収するなどの積極的なM&A(企業の合併・買収)戦略が奏功しました。

2014年3月期の経常利益が過去最高となる企業は、全上場企業で見ると6社に1社となる見込みです。これはかなりいい数字で、リーマン・ショック後では最多となるもので、国内企業の収益体質が大きく改善していることを表しています。

ソフトバンクを見れば一目瞭然ですが、最高益企業の株価は「押し目待ちに押し目なし」の右肩上がりの上昇が続いています。

2012年末からのアベノミクス相場では、このように上昇している銘柄に素直についていく「順張り投資」が好パフォーマンスにつながりました。個人投資家は株価が下がったところを買う「逆張り投資」が好きですが、今の日本株相場に対応するためには順張り投資に徹するべきでしょう。

ご存じの通り、2014年1月からはNISA(少額投資非課税制度)がスタートします。NISA口座で中長期投資を行なう場合にも、この相場の勢いから見て、順張りで投資することはとても効果的だと思います。

下の表で挙げたのは、直近の2期連続で過去最高益を達成し、今期もその更新が期待される銘柄をスクリーニング。さらに株価がリーマン・ショック前の高値を上抜いているものをピックアップしてみました。

高値更新中の銘柄は需給も非常に良好なので、この中から狢茖欧離愁侫肇丱鵐〞が登場するかもしれません!

●リーマン・ショック直前水準より上にいる“隠れ最高益企業”!

東証1部ベスト5

日揮(東1・1963)
現在株価(売買単位):3900円(1000株)
最低投資金額:390万円
予想PER:21.4倍

シップヘルスケアホールディングス(東1・3360)
現在株価(売買単位):4185円(100株)
最低投資金額:41万8500円
予想PER:20.0倍

SMC(東1・6273)
現在株価(売買単位):2万5000円(100株)
最低投資金額:250万円
予想PER:23.5倍

シスメックス(東1・6869)
現在株価(売買単位):6590円(100株)
最低投資金額:65万9000円
予想PER:36.9倍

シマノ(東1・7309)
現在株価(売買単位):9090円(100株)
最低投資金額:90万9000円
予想PER:27.1倍

新興市場ベスト5

夢真ホールディングス(JQ・2362)
現在株価(売買単位):745円(100株)
最低投資金額:7万4500円
予想PER:26.4倍

サン電子(JQ・6736)
現在株価(売買単位):2305円(100株)
最低投資金額:23万500円
予想PER:17.9倍

オーデリック(JQ・6889)
現在株価(売買単位):3235円(100株)
最低投資金額:32万3500円
予想PER:8.7倍

VTホールディングス(JQ・7593)
現在株価(売買単位):1527円(100株)
最低投資金額:15万2700円
予想PER:11.3倍

東テク(JQ・9960)
現在株価(売買単位):647円(100株)
最低投資金額:6万4700円
予想PER:7.8倍

※株価は2013年12月9日現在。PER=株価収益率。JQ=ジャスダック。

【人気急上昇中!】
小川佳紀(YOSHINORI OGAWA)
フィスコ 株式アナリスト

岡三証券を経て現職。相場概況から注目株まで、日本株全般から本誌に合ったネタを拾ってくれる貴重な存在。



この記事は「WEBネットマネー2014年1月号」に掲載されたものです。