[其ノ一 株ランキング編]NISAで人気化・株高しそうな割安株
NISA始動をきっかけに、今後は多くの株式投資初心者が株を買い始めるはず。個人が長期保有しがちな銘柄なら「NISA高」が狙える!

NISA口座で個人が好んで買う株の筆頭は銀行株&優待株!

ついに2014年1月から少額投資非課税制度「NISA」が始動。株を買って最大5年間保有するのが大前提の制度だけあって、個人投資家がどんな株を長期保有しがちなのかは気になるところです。

そこで今回は、松井証券の顧客が現物保有している銘柄を人数ベースで多い順にランキング。長期保有では株価が割安な銘柄を買ったほうが値上がり益を享受しやすいという観点から、「PBR(株価純資産倍率)1倍以下」という選別条件で選んでいます。

ランキングを見ると、みずほFGと三菱UFJ FGというようにメガバンクが1・2位を独占。みずほ2・8%、三菱UFJ2・2%と配当利回りも高く、日銀の追加金融緩和期待もあって、NISAが始まれば個人投資家のさらなる買付に期待ができそうです。

3位のソニー、5位の日産自動車などは、株価低迷で割安度が増した結果ランクインしましたが、出遅れた分、長い目で見れば株価上昇に期待が持てるでしょう。

また、4位のANA HDや12位のハニーズ、14位のタカラトミーといった株主優待株が上位に。長期保有すると優待内容が拡充されるビックカメラも、PBR1倍以下の縛りをなくすと上位に入ります。

ランク10位のダイエーや圏外のイオンなど、頻繁に利用する優待スーパー株の長期保有比率も高く、優待株はNISA始動で買い需要が増える株の主役と考えてよさそうです。

さらに注目なのは商社株です。中国経済の減速や資源価格の下落を受けて、非常に割安な状態が続いていますが、配当利回りは三井物産の3%台を筆頭に高めです。株価が割安なこともあって、下値は堅いといえるでしょう。

株式市場では現在、米国の量的緩和継続を背景に、これまで13兆円買い越してきた外国人投資家がさらに買い増し攻勢を強めています。

加えて300万超のNISA口座から個人投資家の新規の資金流入が起こるわけですから、来年の株価は底堅く推移しそうです。まずは、NISAで個人投資家が好んで買う割安銘柄をランキングで予習して、5年以内の株価ブレイクに期待しましょう。

●個人投資家が現物保有している割安銘柄15

1位 みずほフィナンシャルグループ(8411)
PBR:0.82倍
決算期:3月
業種:銀行

2位 三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)
PBR:0.73倍
決算期:3月
業種:銀行

3位 ソニー(6758)
PBR:0.85倍
決算期:3月
業種:電気機器

4位 ANAホールディングス(9202)
PBR:0.95倍
決算期:3月
業種:空運

5位 日産自動車(7201)
PBR:1.01倍
決算期:3月
業種:輸送機器

6位 SBIホールディングス(8473)
PBR:1.05倍
決算期:3月
業種:証券

7位 双日(2768)
PBR:0.54倍
決算期:3月
業種:卸売業

8位 三菱商事(8058)
PBR:0.73倍
決算期:3月
業種:卸売業

9位 りそなホールディングス(8308)
PBR:0.97倍
決算期:3月
業種:銀行

10位 ダイエー(8263)
PBR:0.34倍
決算期:2月
業種:小売業

11位 三井物産(8031)
PBR:0.75倍
決算期:3月
業種:卸売業

12位 ハニーズ(2792)
PBR:0.92倍
決算期:5月
業種:小売業

13位 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
PBR:1.01倍
決算期:3月
業種:銀行

14位 タカラトミー(7867)
PBR:0.92倍
決算期:3月
業種:その他

15位 住友商事(8053)
PBR:0.68倍
決算期:3月
業種:卸売業

このランキングでわかったこと!

仝朕妖蟷餡箸NISAで買う株の筆頭候補はメガバンク株。
⇒ヂ坡瑤眥拘保有優遇や生活密着型を中心に買い需要がアップ。
3箘妥挧点・高配当利回り商社株は長期保有目的の個人に人気。

※松井証券で現物保有している個人投資家の数が多い銘柄で、PBRが1倍以下の銘柄。順位は保有人数が多い順。ランキングデータは2013年11月14日、PBRは12月9日現在。データ提供:松井証券

【人気急上昇中!】
窪田朋一郎(TOMOICHIRO KUBOTA)
松井証券 シニアマーケットアナリスト

2001年、松井証券に入社。マーケティング部を経て現職。ネット証券草創期から株式を中心に相場をウオッチし続け、投資家の動向にも詳しい。



この記事は「WEBネットマネー2014年2月号」に掲載されたものです。