姿現した「ホビット」最強の竜、カンバーバッチが声演じた喜び語る。

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J.R.R.トールキンによる伝説の冒険小説「ホビットの冒険」を完全映画化するエピック・ファンタジー・アドベンチャー「ホビット」シリーズ。その第2章「ホビット 竜に奪われた王国」の日本公開(2月28日より)を前に、これまで明らかにされてこなかった最大の敵にして最強の竜“スマウグ”の全貌が日本初解禁された。

“スマウグ”は言葉を話すことができ、奪った宝を一つでも盗み返せばすぐに気づくほど貪欲で気性が荒く、口から火を吹く獰猛で巨大な伝説の竜。谷間の町を襲い、エレボールと呼ばれる山中に作られたドワーフの王国を滅ぼし、すべての宝を奪った。声を英国人俳優のベネディクト・カンバーバッチが担当したことでも話題を呼んでいる。

カンバーバッチは、オーディションの時点から「スマウグはこれだ!」と製作陣をうならせたほど。そして“スマウグ”のビジュアル化には数年を要し、皮膚の制作だけで2年半以上を費やした。表情は実際にカンバーバッチの表情を参考にしながら制作されたという。結果、カンバーバッチと容姿がどこか似ている――と感じるかもしれない。

また、カンバーバッチは子どものころ、父親に「ホビットの冒険」をよく読んでもらったそうで、そのときに受けたスマウグの印象は今でもはっきり覚えているという。「優れた俳優だった父は、ただでさえ壮大なホビットとドラゴンの世界をさらに生き生きと膨らませて読んで聞かせてくれたよ」と振り返る。

「素晴らしい名作に初めて触れることができて、本当に贅沢だったと思う。実家に帰って『今度スマウグを演じることになったんだ。父さんのおかげだよ、ありがとう』と報告できたのは、俳優人生のなかでも最高の出来事だったよ。父のスマウグも不気味なうなり声をあげていた。父のお株を奪ってしまった気分だよ」と、伝説の竜を演じた喜びをかみしめているようだ。

そして、主人公ビルボ・バギンズを演じたマーティン・フリーマンは、カンバーバッチが、本作では自分の大敵“スマウグ”を演じることになって嬉しかったと語る。「ふたりとも同じ時期にロンドンでオーディションを受けたんだ。ベン(ベネディクト)はスマウグ役を演りたがってたし、僕もそうなればいいなと思っていた。ベンは本当にいい役者だからね。体の表現力はもちろんのこと、声の表現力もすばらしい。ゴラムとビルボのなぞなぞを掛け合うシーンは原作の中でも愛らしい場面だ。それと同じような意味合いで、スマウグとビルボの謎の掛け合いも伝説の中に見られる魅力的な場面なんだ」とベタ褒めしている。

映画「ホビット 竜に奪われた王国」は2月28日(金)新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。

☆「ホビット 竜に奪われた王国」ストーリー

それは、「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前――。小さくて臆病なホビット族のビルボ・バギンズが、危険に満ちた冒険の旅に乗り出した。旅の仲間は、魔法使いのガンダルフと勇敢なるドワーフの一行。目的はすべて炎で焼き尽くし、一頭で一国を滅ぼすと伝えられる恐ろしい竜から、奪われた王国を取り戻すこと。だが、竜の棲む山を目指す彼らの行く手を、阻むものたちが次々と現れる。森でどう猛で巨大なクモの群れと戦い、エルフの牢獄に閉じ込められ、激流を下りながら凶暴なオークたちとの死闘を繰り広げ、たどり着いた湖の町では人間たちに捕まってしまう。そして、彼方にそびえるはなれ山に待つ最強の敵、スマウグ――果たして彼らは、竜のもとにたどり着き、王国を取り戻すことが出来るのか――!?