史上唯一、3クラブでCL制覇経験のセードルフが引退…ミラン監督就任を明言

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 ボタフォゴに所属する元オランダ代表MFクラレンス・セードルフが、14日に会見を開き、現役引退の表明とミランの監督就任を明言した。ブラジルやイタリアの各メディアが伝えた。

 セードルフは、「22年間の選手生活から引退すること表明する。難しい決断だったが、キャリアで成し遂げてきたことには満足している。ボタフォゴでやってきたこともね。チームにコパ・リベルタドーレスの出場権をもたらすことができて嬉しいよ。特にメンタリティやチーム・スピリットが成長したクラブを離れることになるんだしね」と、引退を表明した。

 また、「ミランと再会することになる。ここでの1年半の経験は、僕を大きく成長させてくれたし、次のステップへの助けとなる。ミランの監督として、簡潔で礼儀正しく雇ってくれた」と話し、ミランの新指揮官に就任することを明言した。

 現在37歳のセードルフは、アヤックスの下部組織出身で、トップチームで活躍すると、サンプドリア、レアル・マドリード、インテル、ミラン、ボタフォゴでプレーした。多くのタイトルに恵まれたセードルフだが、アヤックス(1994−95シーズン)、レアル・マドリード(1997−98シーズン)、ミラン(2002−03、2006−07シーズン)と異なる3つのクラブでチャンピオンズリーグを制覇しており、これは歴代の選手でセードルフのみが達成した記録となっている。

 セードルフが監督就任を明言したミランは、13日にマッシミリアーノ・アッレグリ監督を解任。マウロ・タソッティ氏が暫定監督を務めている。