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スマホは便利ですが、月々の料金が高いから微妙、という話がよく聞かれます。実際、普通に新規購入や機種変更時に基本料金+端末代金(割賦)で月々6,000〜8,000円ほど。MNPを活用しても、ちょっと高く感じますよね?

そんな中、昨年の終わりぐらいから注目度を集めているのが格安SIMです。高速データ通信(LTE)を利用した通信容量が、NTTコミュニケーションズの『OCN モバイル ONE』で30MB/日、IIJの『IIJmio高速モバイル/Dサービス』では500MB/月。キャリア提供のパケットプランよりも利用容量が少ないですが、月額ランニングコストがどちらも980円とかなり格安!

しかし、注目されているのはそれだけではありません。いかに低価格で高速通信の容量を増やすか、いかにサービスを拡充させるかで各社が激しく争っていて、日々新プラン・新価格がアナウンスされているような状況なのです。

○さらなる高速通信容量増加へ

これまで格安SIMというのは、利用できるデータ通信容量が少ないので、分かっている人が賢くやりくりして使う、というのが基本的なスタンスでした。ところが、昨年末に発表された、日本通信の『b-mobile4G WiFi3 Happyパッケージ』では、Wi-Fiルータでの利用のみになりますが、月1,560円でLTEが3GB使えるというプランの提供を開始。

これにより、ますますMVNO SIM業界に戦国時代が到来したと感じました。2014年は各MVNOから、SIM+端末の組み合わせプランや、データ通信専用SIMが提供されるのか? 楽しみですね。

○音声通話プランきが増える

格安SIMは、主にデータ通信を主な使用目的として、安価で提供されています。スマホやタブレットなど、モバイルに長けた人がユーザーの中心でした。しかし、だんだんと一般にもSIMが浸透しつつある昨今、「キャリアのSIMとそのまま差し替えて、電話もネットも安く使えるものがほしい」といったニーズも高まってきていると思われます。

そのニーズに応えているのが、日本通信の『スマホ電話SIM フリーData』や、So-netの『So-net モバイル LTE +Talk/+Talk Sプラン』です。いずれも月3,000円前後で、通話と高速通信を使えるパッケージです。

この領域に各社も続々参入し、月2,000円で通話+1GB、月3,000円で通話+3GB、といった感じになっていくのではないかな、と予想します。そうなると、キャリアのSIMをやめて、格安SIMを選択する人が増えていくでしょう。そうなってくると、キャリアもMVNOのプランを意識せざるを得ません。ひょっとしたら業界全体で新たな競争が生まれるかもしれませんね。

記事提供:SIM通
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