一気に振り返り!今までに流行した占い「天中殺」「血液型」「四柱推命」

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占いにはさまざまな種類があって、現在までにその時々でいろいろな占いがブームになりました。今回は「これまでに流行した占い」をご紹介します。

■天中殺

1979年に、和泉宗章さんが深夜番組『11PM』内で「巨人軍は天中殺なので日本一になれない」と発言。ここから「算命術」による「天中殺」という言葉が大ブームとなりました。

天中殺は干支における「空亡」、すなわち「天が味方についていない時」ということですが、一般では「ついていない時期」ぐらいの感じの言葉として使われていました。

天中殺の時期は、その人の生年月日(そして時間)から算出できます。

■血液型占い

もともと「血液型と人の気質には関係があるのではないか」という考え方がありました。ここから、A、B、O、ABという血液型の違いで性格が分かるとする「血液型による気質判断」が生まれます。

日本ではこの考え方が広く知られるようになっていますが、1971年に刊行された能見正比古さんの著書『血液型でわかる相性 伸ばす相手、こわす相手』がそのきっかけといわれています。

1980年代以降、血液型による気質判断が一般に知られるようになりました。現在では「血液型による占い」も行われています。

■四柱推命

生まれた年、月、日、時の四つを柱としているので「四柱」といいます。この四つの柱から、運命を推察するので「四柱推命」というわけです。これは大変に歴史のある占いで、中国の陰陽五行説を基にしています。

日本で庶民が四柱推命について知るようになったのは、江戸時代中盤ですが、日本占術協会 副会長の福田有宵先生に伺ったところ、日本に移入されたのはもっと古いそうです。

歴史ある占いなので、現在でもよく使われています。ある意味、ずっと日本で流行している、最も成功した占いといっていいかもしれません。

ちなみに前述の天中殺は、四柱推命における「空亡」で、六星占術では「大殺界」になります。

■六星占術

細木数子さんが提唱する占いで、1985年に一大ブームが巻き起こりました。2003年には、細木数子さんがテレビのバラエティー番組で人気になったことから再ブームとなりました。

六星占術は四柱推命を下敷きにした占いです。

六星占術では、まず生年月日から運命星を決めます。運命星は、土星、金星、火星、天王星、木星、水星の6つあって、それぞれに分類して運命を占うのです。運命星によって、土星人、金星人、火星人、天王星人、木星人、水星人となります。

■動物占い

1999年ごろに大流行した占いです。生年月日から算出した数字によって、人間を12の動物に分類し、それぞれの運命を占います。かわいらしい玖保キリコさんのイラストの魅力、「私はペガサス」「僕はトラ」といった、分かりやすい分類などが流行の原動力になったようです。

実はこの動物占いも四柱推命を下敷きにしたもので、四柱推命の十二運星を十二の動物に置き換えているのです。

●……動物占いは株式会社ノラコムの登録商標です。

■脳内メーカー

2007年に大流行したweb上の占いです。名前を入力するだけで、その人の頭の中を図示するという、ネットが普及した時代にふさわしいものでした。現在では多数の類似ツールが存在します。

●……脳内メーカーは、公式サイトでは「ジョークサイトであって占いではない」とされていますが、占いと思っている人も多数いらっしゃるので取り上げました。

いかがでしょうか。実にさまざまな占いが流行しました。現在は、女性の間でタロット占いが静かなブームになっているという話もあります。

大ブームになる新しい占いが登場するかもしれませんね。

(高橋モータース@dcp)