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快晴の師走に訪れたのは、東京・台東区の今戸神社。隅田川を挟んで直線で約1キロの東京スカイツリーが、文字通り見上げるほどの高さを誇る。

この神社は狆靴猫〞発祥の地。商売繁盛や良縁を願う参拝客が絶えないところを見ると、御利益がありそうだ。

境内を歩くと右手を挙げた招き猫の石像が目に入ってきた。「なで猫」といって、なでると御利益があるのだという。なんとなく気恥ずかしいので、人通りがなくなったわずかな間を見つけて、そっとなでてみたら、猫の額がひんやりと気持ちよかった。

本殿に進むと、さい銭箱の向こう側にどっしりと2体の招き猫。ポケットから十円玉を取り出したが、何か言いたげな猫様たちの迫力に負けて五百円玉を投げ入れ、本誌読者の皆さんの「買い銘柄急騰」をお願いして手を合わせた。

一方、東京・世田谷区の豪徳寺では、境内に招猫殿が置かれ、その隣には参拝して御利益のあった人が奉納した招き猫がすき間なく並んでいる。

招き猫の発祥地は今戸神社や豪徳寺のほか、東京・新宿区の自性院、さらに京都・伏見稲荷大社など諸説あるが、よくある猖棆帆茲〞がないのが興味深い。さまざまな欲を受け入れながら、自ら利得に走らないところが、21世紀になっても寺社が人々の信仰を集め続けるゆえんだろう。

招き猫の由来もだいたい似ている。手招きする猫を夢に見たり、かわいがっていたら幸運がやってきたというシンプルなものだ。猫からすれば、単に毛づくろいに熱中しているだけかもしれないが……。

そういえば、筆者宅の14歳になる大型猫も時々、前脚を耳の後ろまで持っていって無心に顔を洗っている。見ているだけで気持ちが和むものだ。心の余裕がいい結果を生む、ということなのだろう。

この記事は「WEBネットマネー2014年2月号」に掲載されたものです。