『アクト・オブ・キリング』

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虐殺の加害者たちにスポットをあてるドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』が、4月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

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1960年代に100万人規模の虐殺が密かに行われていたインドネシア。同作は、「国民的英雄」として現在も生活している虐殺の実行者たちが、過去の虐殺行為の場面を自らカメラの前で演じる様子を捉えた異色のドキュメンタリー作品だ。

インドネシアの過去の虐殺をテーマにドキュメンタリーを製作しようとしていたジョシュア・オッペンハイマー監督は、被害者らへの接触を当局に禁止されたため、取材対象を加害者に変更。映画ファンだという加害者の男たちが映画の製作を喜び、嬉々として過去の行為を再現して見せたことをきっかけに、「あなたたち自身で、カメラの前で演じてみませんか」と持ちかけたことから、加害者たちが殺人行為を映画スターのように意気揚々と演じる様子の撮影が実現したという。

なお、同作の共同プロデューサーに名を連ねているヴェルナー・ヘルツォーク監督は、「私は少なくともこの10年間、これほどにパワフルで、超現実的で、恐ろしい映画を観たことがない。映画史上に類を見ない作品である」とコメントしている。