今月注目!経済の言葉「IPOラッシュ」
年末高アノマリーがズバリ!! 日経平均は1万6000円目前。ドル/円も103円台だ。年始からはNISAも始まるし、外国人の買いに個人投資家の買いが上乗せされて、さらなる飛躍高に期待大。みんなが買い漁るニュースな株をどうぞ!

10月下旬から11月半ばまで1カ月ほどごぶさただったIPO(株式の新規公開)。11月19日上場のANAP(3189)から再びIPOラッシュとなっている年末相場ですが、2013年の全IPO銘柄数は69社。そのうち17社が12月上場で、1月と5月は上場銘柄なしなんです!

過去のデータでも、最も新規公開株が多い月は12月。なぜこんなにもバラツキが?

実は決算に秘密があります。企業が新規に上場をするときは、まず、〃荵擦魴个董↓株主総会での上場可決、その後に上場申請をし、ぜ莪所審査→承認のプロセスを経ることになります。たとえば日本企業は3月決算企業が一番多いのですが、この場合は3月末で締めて決算書を作成し、4月から5月に決算発表。たいてい6月に株主総会です。

未上場企業が6月の株主総会が終わった後に上場申請すると、審査や承認には平均5〜6カ月かかるといわれていますので、手続き上どうしても12月にIPOが集中しやすくなるわけです。心情と言えば、1月と5月は新規公開株が少ないと書きましたが(2013年はゼロ)、いずれも大型連休を挟むせいでしょう。最後の「た該此承認から上場まで」の段階は約30営業日かかります。その間に大きな休みが入るということは、休み分の期間が先延ばしされることになります。休日中の市場変動リスクが懸念されるのです。

さて、2013年12月から来年にかけてのIPO銘柄ですが“粒ぞろい”という好評価が多いようです♪

その中でも、2014年上場予定で注目のLINE関連とリクルート関連は楽しみですね。ただ、リクルートは超大型上場で、ご存じの通り大型上場にうまみがあることは少ない……そう考えれば、やはり小型を狙いたい!

LINE上場のツレ高期待銘柄としては、「LINEマンガ」を提供するメディアドゥ(3678)や、ソーシャル・ビッグデータの活用支援をするクラウドサービスを手がけるホットリンク(3680)、その親会社のオプト(2389)などがあります。

若林史江(わかばやし・ふみえ)
株式アドバイザー、徳山大学経済学部特任講師

この連載では経済を背景に移り変わる金融用語を、できるだけわかりやすく紹介していきます♪



この記事は「WEBネットマネー2014年2月号」に掲載されたものです。