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香港の夜は長い。ネオンきらめく街を歩けば、生演奏が楽しめるオープンテラスのバルが連なり、つい「1杯くらい」という気持ちになる。そんなにぎやかな夜もいいのだが、隠れ家的なバーで過ごす夜もまた格別だろう。そんなバーを地元の人に教えてもらった。

○「ラグジュアリー」が良く似合う空間

そのバーは、尖沙咀(チムサーチョイ)エリアの「INTERCONTINENTAL GRAND STANFORD HONG KONG(インターコンチネンタルグランドスタンフォード香港)」の中にある。ホテルのフロントの奥に目をやると、重厚な木目調の壁に「Tiffany's Ner York Bar(ティファニーズニューヨークバー)」というマークが描かれている。

入り口には特にメニューらしきものが置かれていないため、「チャージ料金からして高いのでは……」と思ってしまうかもしれない。しかし、チャージ料金は無料、ビール1杯だけの利用でもOKなので、安心していただきたい。

店名の通り、ニューヨークのバーをイメージして作られた店内には、ゆったりと座れるソファー席やマスターと会話が楽しめるカウンター席が設けられており、“ラグジュアリー”という言葉が良く合う。ホテル内のバーということもあって、店内にはビジネスマン風の客が多いようだ。

このバーが特に力を入れて取りそろえているのはウイスキー(75香港ドル〜・約970円〜※)。マネージャーのJames Leungさんは本場の味を知るために、スコットランドで修行した経験もあるという。店内には、マカランから特別にプレゼントされたマカラン専用のロックアイス製造マシーンがあり、そのマシーンを使うと、四角いロックアイスがあっという間に丸いロックアイスになる。その構造をJamesさんに聞いてみても、笑顔で“プレッシャー”と“スペシャルメタル”と答えるのみ。どうやら秘密らしい。

○香港で知るスコッチ・ウイスキーの深み

どうせならここでひとつ、スペシャルな体験を。年代の異なる3つのマカランのテイスティングだ。18年・25年・30年もののマカランを、色や香り、味、残り香を比べながら味わう。Jamesさんは若いものから、「エコノミー」「ビジネス」「ファースト」などと読んでいるらしく、熟成が増すほどよりまろやかになるそうだ。このセットは990香港ドル(約1万2,750円)なので、誰でも気軽に試せるようなものではないが、Jamesさんに手ほどきしてもらいながら、スコッチ・ウイスキーの深みを味わってみるのもいいだろう。

バーを紹介してくれた地元の方に、なぜこのバーがオススメなのか聞いてみたところ、「ひっそりとした隠れ家的な良さがある」そして、「スタッフの気遣いがいい」という話だった。その方のご友人(女性)は泣きたくなるとここにくるそうだが、そんな時、スタッフはただそっとティッシュを差し出してくれたそうだ。でしゃばりすぎない、心地よいサービスもまた、魅力のひとつなのだろう。

ドリンクメニューはウイスキーのほか、ビール(55香港ドル〜・約710円〜)やカクテル(88香港ドル〜・1,130円〜)、ワイン(98香港ドル〜・約1,260円〜)、ソフトドリンク(40香港ドル〜・約520円〜)など50種類以上。ピザ(95香港ドル〜・約1,220円〜)などのフードメニューもあるが、同じホテル内にあるイタリアンレストラン「The Mistral」からデリバリーすることもできる。

また、1ドリンクの注文で2杯楽しめる「ハッピーアワー 」は毎日20:30まで(98香港ドル以下のドリンクが対象)、月〜土曜日の21:30からはライブ演奏が始まる。香港でちょっと人と違う夜を過ごしてみたいなら、「Tiffany's Ner York Bar」を思い出していただきたい。

※価格には別途、サービス料として10%が加わる

●information
「Tiffany's Ner York Bar(ティファニーズニューヨークバー)」
営業:17:30〜27:00 定休日:なし

(新田みつる)