2014年、百貨店や商業施設が出店・改装で集客

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 東京や大阪で大型施設の開業が相次いだ2013年に続き、今年も各地で百貨店や商業施設の出店・改装・退店が計画されている。2014年春の増税によって消費の低下が懸念される中、集客力を高めようと各社がしのぎを削る。

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 J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は、「松坂屋上野店南館」の営業を2014年3月で終了。パルコやTOHOシネマズ、オフィスを1棟に集積した高層複合ビルに建替える。眦膕阿蓮峩明鋺眦膕哀轡腑奪゚ングセンター」の大規模リニューアルを、2014年春から夏にかけて実施。全4フロア構成の新館が開業し、ファッションやカフェ、トリートメントサロンを展開する「Ron Herman(ロンハーマン)」が3月8日に国内最大規模で移転オープンする。なお、「Ron Herman」は4月に名古屋と福岡に新規出店を計画しており、国内の店舗網を拡大する。

 東京の日本橋エリアでは「日本橋再生計画」の一環として、三井不動産が複数の地権者と共同で5つの街区にわたる大規模複合開発「日本橋室町東地区開発計画」を推進している。新商業施設「COREDO室町2(コレドムロマチツー)」と「COREDO室町3(コレドムロマチスリー)」は、3月20日に同時開業。また「COREDO 室町」と「日本橋三井タワー」のリニューアルも実施される。同じく日本橋では、「日本橋三越本店」の改装も計画されている。三井不動産は、春に「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」の大規模リニューアルを実施。また新宿エリアでは、三井不動産が旧新宿中村屋本店ビル跡地に新商業ビル「(仮称)新宿中村屋ビル」を建設しており、11月の開業が予定されている。

 銀座エリアでは オリックス不動産が銀座一丁目に商業施設「KIRARI TO GINZA(キラリトギンザ)」を秋に開業。J.フロントリテイリングと森ビルなどが進めている銀座六丁目地区「松坂屋銀座店」跡地の再開発は、2016年の開業をめどに大型商業施設の建設が進行している。大阪・阿倍野では、一部先行オープンしている「あべのハルカス」および中核施設「あべのハルカス近鉄本店」が、3月7日に全面オープン。タワー館部分と合わせて国内最大面積となる計10万平方メートルの売場が誕生する。

 一方でこの春、地域に親しまれた商業施設や百貨店の閉店の計画も明らかになっている。東京・北青山の「青山ベルコモンズ」は、3月30日をもって閉館。同日には、四国最大の売場面積を有する「高松天満屋」が営業を終了する。