年末高アノマリーがズバリ!! 日経平均は1万6000円目前。ドル/円も103円台だ。年始からはNISAも始まるし、外国人の買いに個人投資家の買いが上乗せされて、さらなる飛躍高に期待大。みんなが買い漁るニュースな株をどうぞ!

「北陸新幹線」と聞いてもピンとこないかもしれない。現在、東京と長野を結んでいる通称「長野新幹線」のことだが、2015年春にこの長野新幹線の長野と金沢間が開業する予定である。

「北陸新幹線金沢開業による石川県内への経済波及効果」として、2013年3月に日本政策投資銀行の北陸支店がまとめた資料によると、石川県への首都圏からの来訪客は観光分野で約30%、ビジネス分野で28%の増加が見込まれるという。増客による直接投資の経済効果は計81億円という試算だ。

さらに、県内で誘発される雇用、生産活動を含めると年間で経済効果は約124億円とされる。ただ、これは石川県のみの数字で、隣接する富山県、福井県を含めると、その経済効果はさらに拡大しそうだ。

注目は、北陸(石川県・富山県・福井県)の証券界事情。石川県には坂本北陸のほか今村、竹松、富山県には島大、新林、石動(いするぎ)、頭川(ずかわ)、福井県には益茂(ますも)、三津井と実に9つの地場証券会社が存在している。

もちろん大手・準大手証券も支店を構えているが、1つの地方圏にこれだけの地場証券が現在も存在しているのは、ほかに例を見ない。それだけ、北陸地区には株式投資に関心の強い投資家が多いということだ。

そして、金沢を中心に北陸地域に本社を構える企業は、インフラ整備関連企業のほか、技術開発で立脚する企業やアジアへの海外展開を図る企業などが多いのが特徴である。

その代表格が今秋に3Dプリンター関連として人気化した澁谷工業。澁谷工業は、3Dプリンター関連のほか、iPS細胞を初用いた初めての臨床実用化を行ない、IPO(新規株式公開)候補ともされるバイオベンチャーのヘリオスに出資している企業としても関心を高めそうだ。

このほか、業績急回復のアイ・オー・データ機器など見落とされていた北陸&金沢株が北陸新幹線延長で注目度を増しそうだ。

実は北陸出身の実力株5

【アイ・オー・データ機器(JQ・6916)】570円(100株)
2014年6月期業績を大幅増額修正。「ウィンドウズXP」のサポート期限切れ接近に伴い商機は大。復配へ。

【福島印刷(名2・7870)】339円(100株)
名証2部。2014年8月期は22%営業増益予想で収益のV字回復を見込む。官公庁、企画印刷に独自の強み。

【日成ビルド工業(東1・1916)】245円(1000株)
2014年3月期業績を増額修正した。川田工業、日本エスコンなどとの提携積極化。立体駐車場でアジア展開が進む。

【三谷産業(名2・8285)】183円(1000株)
北陸地盤の総合商社。今第2四半期は前年同期比86%営業増益となったが、通期は期初見込みを据え置き。

【倉庫精練(東2・3578)】133円(1000株)
繊維製品の染色加工、製造販売等を展開。今期予想は赤字転落だが、昨年来株価100円ラインは鉄板。

※株価は2013年12月9日現在。

この記事は「WEBネットマネー2014年2月号」に掲載されたものです。