軽自動車税、増税へ。買うなら今?

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年7,200円だった軽自動車税が1.5倍に引き上げられ10,800円に

まず、軽自動車の税金の改正に関して概要を説明します。自動車購入時にかかる自動車取得税が、2014年4月の消費税8%への増税に伴い軽減され、2015年の10%への増税に伴い廃止が予定されています。しかし、自動車取得税につきましてはエコカー減税でもともと免税対象車もありましたので、完全に減税とは言いがたい点もあります。

一方で、年7,200円だった軽自動車税が、2015年度以降に購入する場合、1.5倍(自家用乗用車)に引き上げられ、10,800円とする増税策が決まりました。自動車税は購入翌年度からの課税となるため、実際には2016年度からの増税となります。さらに、グリーン化の観点で、新車届け出から13年が経過した古い車についても、2016年度から軽自動車税が引き上げられ、12,900円となる予定です。全体的に家計の負担が大きくなることは避けられません。


ローンを組んでムダな利息を支払ってでも買う必要があるか?

では、消費税や軽自動車税が上がる前に、軽自動車を買うべきなのでしょうか。軽自動車を購入しようと貯蓄して計画していたのであれば、もちろん3月納車で購入した方が消費税分が得になりますので、今買うべきでしょう。しかし、購入の予定がなく、しかも車購入のための貯蓄もしていなかったにもかかわらず、「消費税前が得」という目先の損得に惑わされて急に購入を決めてしまう人が実際には多くいるのです。

例えば、エコカー減税で取得税・重量税が免税の150万円の軽自動車を、消費税増税前に購入すると、消費税が150万円×5%=75,000円、軽自動車税が7,200円で新車購入時の負担は、1,582,200円となります。消費税が10%になる予定の2015年10月以降に購入した場合、消費税が150万円×10%=150,000円、軽自動車税が10,800円で、新車購入時の負担は1,660,800円となります。

単純な負担額で考えれば、消費税が10%の時期に購入すると78,600円の負担増となるため、今購入した方が得です。しかし、計画的に貯蓄していなかったため、150万円の自動車ローンを5年間の固定金利2.5%で組んだ場合、約10万円の利息、いわばムダなお金を支払わないといけないことになります。それでも今、購入する必要があるのかどうか、この部分をしっかりと考えるべきです。

自動車に限ったことではありませんが、目先の損得だけを見るのではなく、先を見通して判断しましょう。自動車の購入に関しては、買い替え時期をきちんと考え、計画的に貯蓄をし、自動車ローンを組むことなく買い替えができるサイクルを作ることが大切です。


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