ザイ・オンライン読者のみなさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。今年最初の連載は2014年の相場の見通しです。

リスク要因は中国経済

 2014年はアベノミクス効果による株式市場へのプラス効果は期待できず(すでに2013年に反映済み)、消費税アップの反動をどの程度食い止めることができるかが最も重要な年になるだろう。

 4月の給与ベースアップがどの程度かがカギを握る。消費税アップの悪影響は最低限にとどめ、海外(特に米欧)経済が順調に推移するということを前提として株価は比較的安定推移すると思われる。

 特に、日本企業の業績がリーマン前を回復している企業が半分を超え、最高益をたたき出す企業も少なくない状況からは、必要以上に悲観的になる必要はなさそう。ただし、リスク要因は中国経済。為替に関しては、米国経済が順調に推移すれば円安基調で進む可能性が高い。

日経平均は11月に2万円

 4月は消費税アップによる消費減退の影響を受けて市場がやや悲観的になるタイミング。年間の安値はこの4月に1万3500円と予想する。夏から秋にかけては消費税アップによる消費減退がさほど大きくないというシナリオのもと、円安の恩恵も受けつつ企業業績が引き続き伸びていくという想定で、11月に日経平均は2万円になると予想する。。

ドル/円の予想レンジは100円〜110円

 為替は100円〜110円のレンジでの安定推移圏に入ったと見ている。この先は米国経済の好調さとの相対的な関係によって決まっていく。

◆個人的に注目しているテーマはスマホ関連

 2014年に私が注目しているのはテーマではスマホと証券、建築業界。銘柄ではスカイマーク(9204)。以下、その理由を述べる。

◆スマホ関連
.灰鵐謄鵐調慙◆淵押璽燹SNS、コミュニケーション):スマホの利用時間はテレビの視聴時間を越えているが、スマホで行っていることは限られたゲームとSNS(LINEとFacebook)などに限られており、まだまだコンテンツの提供余地は高い。
広告関連:スマホに表示される広告はまだ限られていること、改善の余地が大きいことからスマホ関連広告はこれからの市場である

◆証券業界
 2013年に株式投資を復活させた層が定着することと、NISAによるプラス効果。貯蓄から投資への流れが定着する可能性。

◆建築、建設業界
 入札ゼロに見られるように、2013年に行われる予定だった公共投資などが2014年に後ろ倒しになっているものがある。消費税アップ後の反動も、懸念されるほどには大きくならない可能性。

◎注目銘柄:スカイマーク(9204)
 国際線進出、座席の広いシートとミニスカートの制服の導入で、どの程度化けられるか。LCCで市場規模が拡大した業界で、次は差別化による顧客獲得競争が業績のカギを握る。スカイマークがビジネスパーソンにリピーターとなってもらうには地上、機内の両方のスタッフのレベルアップ、ウェブサイトやチェックイン機の使い勝手向上のためのシステム投資なども欠かせない。