みなさん、あけましておめでとうございます。昨年は投資家にとって良い一年でしたね。新年早々ですが、今年の株式市場と為替など相場の見通しをお伝えします。

2014年の株式市場は良好な環境が続く

 米QE(量的金融緩和政策)縮小開始に伴う、米国景気拡大と米国金利上昇を背景に、外国為替市場では、ドル高・円安が一段と進行する公算が大きい。

 また、消費増税への対応としての政府の経済対策の効果発現と、日銀による追加金融緩和期待を背景に、消費税引き上げによる国内景気の鈍化懸念は杞憂に終わるとみている。このため、2014年の株式市場は2013年同様に良好な環境が続く見通し。

日経平均の高値は1万9500円

 2014年の日経平均のターゲットは1万9469.35円。13年5月23日高値1万5942.60円から6月13日の1万2415.85円までの下げ幅3526.75円の「倍返し」の水準。一方、下値メドは、13年11月8日の1万4026.17円。これは「アベノミクス」相場上昇第2弾の起点。

ドル/円の予想レンジは100円〜115円

 基本的には200日移動平均線(24日現在99円)が強力なサポートになるとみている。ドル上昇トレンド発生中のため、ドルの上値メドは予想し難いが、13年1年間で16%程度上昇した。米国がQE縮小し、日銀が異次元金融緩和を続けることを考慮すれば、14年1年間でも、控えにみて、ドルは現在水準から10%程度の上昇は十分期待できるとみている。

個人的に注目しているテーマ、業界、銘柄

 私が個人的に注目している2014年のテーマ、業界、銘柄はビッグデータ、カジノ、LINE、ソーシャルゲーム、不動産、中堅ゼネコン。

 ビッグデータの本格利用はこれからだが、政府は12月20日のIT総合戦略本部(本部長・安倍晋三首相)で、「ビッグデータ」と呼ばれる膨大な個人情報の活用に向けた新たな方針を決めた。ビッグデータの普及に向けた法整備が進むことが注目材料。

 また、日本を訪れる海外客を増やすべく、自民党など超党派の国会議員らが、カジノを条件付きで解禁する法律の実現を目指している。

 LINEやソーシャルーゲームは、スマホの世界的普及に連れ、関連業界の高成長が見込める。不動産は、日銀の異次元緩和による期待インフレ率の高まりで、不動産価値の上昇や、不動産取引の活発化が期待できる。そして、中堅ゼネコンは、2020年の東京五輪関連、及び、リニア新幹線関連、さらには、国土強靭化関連として注目する。