2014年は青山人気が再び?出店ラッシュで活気

写真拡大

 東京の表参道から青山エリアに出店が相次いだ2013年の後半。一時は空き店舗が目立ったエリアだが、北青山のショップ「THE CONTEMPORARY FIX」オーナーの吉井雄一氏は今年、「景気の上向きを実感している」と話す。1Fで運営するカフェ&デリ「PARIYA(パリヤ)」の売り上げは前年比二桁増の伸び率で、人通りの増加が顕著に表れているという。

2014年は青山人気が再び?の画像を拡大

 1996年に「PARIYA」を立ち上げてからこれまで、青山エリアでファッションと飲食のビジネス展開してきた吉井氏は、「2〜3年前はゴーストタウンのようだったが、全体に人が戻ってきた」と感じているという。「PARIYA」だけではなく、「THE CONTEMPORARY FIX」の売り上げも好調。また、「PHENOMENON(フェノメノン)」デザイナーのオオスミタケシ氏と2012年に立ち上げたメンズブランド「MR.GENTLEMAN(ミスター・ジェントルマン)」は今年、卸先が50店舗以上に増えアジア地域に向けた展開も拡大する予定だ。

 表参道から青山のみゆき通り周辺エリアは、11月から12月にかけて出店ラッシュ。パリ発シューズブランド「Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン)」をはじめ、イッセイミヤケの新コンセプトストア「REALITY LAB. ISSEY MIYAKE(リアリティ・ラボ イッセイ ミヤケ)」、ラルフ ローレンの「RRL(ダブル アール エル)」、ヒューゴ ボスの「BOSS(ボス)ストア」、NYブランド「alice + olivia(アリス アンド オリビア)」、デンマーク発の「BY MALENE BIRGER(バイ マレーネ ビルガー)」、プラダグループの「Church's(チャーチ)」、そしてパリ発フレグランスブランド「diptyque(ディプティック)」が旗艦店を構えた。2014年には「BALENCIAGA(バレンシアガ)」や「SAINT LAURENT(サンローラン)」の出店も計画されており、今まで以上に高級ブランドが集まる。

 全国の百貨店では、冬の訪れが遅くアウターなど重衣料の消費が例年より遅れたものの、消費増税前の駆け込み需要なども後押しし、11月に売上高が2ヶ月ぶりのプラスに転じた。景気回復傾向が強まった2013年後半、ラグジュアリーブランドや宝飾品といった高額品も堅調に推移している。国内のショップでは近年、リアリティの提案が主流だったが、吉井氏は富裕層の消費が盛んなアジアの傾向も受けて「これからはアッパーなムードが気になる。日本でももっとラグジュアリーな提案が求められるのでは」と話している。