昨年は苦しんだ冬場の戦い 今年はどんなスタートを切るのか

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 PGAツアー本格参戦初年度でシード権を確保して、すでにアメリカでの2年目シーズンをスタートさせた石川遼。昨シーズンはシーズン序盤から思うような成績を収められず、入れ替え戦に回ってギリギリでのシード権確保だった。
石川遼のアメリカツアー成績
 しかし、昨シーズンの石川は想像以上の苦しみの中で厳しいPGAツアーを戦っていた。国内ツアーを主戦場としている際から持病となっていた腰まわりの故障の状態は悪く、「1月くらいは股関節の左外側が疲労骨折になりそうな状態だった。腰よりも危ないと言われていた」と当時の状態を告白。骨と骨の間が狭まって神経を圧迫する症状に、医師からはツアーを休んで長期のスパンで治していくプランも示されていた。
 しかし、石川は1月からスタートした新たな米ツアーでのシーズンを戦いながら治していく道を選択。下半身の動きを抑えた新スイングへの移行と並行して、腰回りの筋肉をつけて骨をサポートするトレーニングを連戦の合間でも欠かさず行って戦える肉体づくりを進めてきた。その結果、まだ万全ではないものの「先生もビックリするくらい回復した。今が一番いい状態」とシーズン終盤には回復。さらに、怪我のサポートのためにトレーニングに多くの時間を割いたことが、スイングにもこれまでにない安定感をもたらした。
 「今まで細い軸が2本みたいな感じだったのが、今は連続写真で見てもわかるけど軸が一本。真ん中に太い軸があってそこで回れてる印象ある」。トレーニングの成果は数字にも表れている。2013-14シーズン3試合を戦っただけではあるが平均飛距離は6位タイ、パーオン率は9位タイと上位にランクイン。第2戦目の「シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン」で2位タイに入るなど早くも結果も出始めている。
 オープンウィークを挟んで1月9日(木)開幕の「ソニーオープン in ハワイ」からシーズンを再スタートさせる石川。2年目の本格シーズン幕開けに不安は「まったくないですね」と言い切った。万全な状態で迎える初めてのシーズン。アメリカツアー本格参戦2年目は飛躍の1年としてみせる。

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