中国の韓国系工場に批判、「環境規定無視して生産」周辺住民が訴え―中国メディア

写真拡大

韓国大手の化学企業OCIが中国江蘇省泰興市に持つ合弁工場の周辺住民が、工場が環境保護などの規定を無視して生産を行っていると訴えている。この工場を稼働させるため、当局は周辺住民を転居させる方針だという。中国・第一財経日報が伝えた。
OCIは水酸化カリウム生産の世界トップで、同工場でも水酸化カリウムを生産している。泰興市の環境保護部門関係者によると、この工場は2010年にイオン交換膜設備を拡張する計画だった。環境アセスメントで基準をクリアしたものの、設備から800メートル以内に住居があってはならないという条件をクリアできなかった。
地元住民によると、こうした状況の中、工場は2010年末に地方政府の許可を得ずに拡張を実施。住民らは何度も当局に訴えた。その後、今年9月になって江蘇省環境保護庁が工場の衛生安全問題を指摘し、生産停止を指示。それでも工場は10月、周辺住民の危険を顧みず、密かに生産を再開したという。
工場関係者は「2012年末に拡張部分が完成したが、周辺住民の移転が完了していなかった。設備投資は大きく、生産を行わなければ巨額の損失が出るため、時々機械を稼働させ、試験生産をしている」と説明した。
(編集翻訳 恩田有紀)