2013年はアベノミクスの効果で大きく円安進行し、FX(外国為替証拠金取引)トレーダーにとっても、千載一遇のチャンスとなった年だった。では、2014年の為替相場で勝つためにはどうすればよいか。カリスマFXトレーダー・羊飼い氏が解説する。

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 2014年の為替市場は、長くゆるやかなドル高の流れのなかで、これらの要因がその流れを加速させたり、逆に大きな押し目を作っていく相場になるというのが、羊飼いの見方だ。この波をいち早くキャッチし、押し目を拾いながら追随していくのが基本的な戦略となるだろう。

 とはいえ、羊飼いも10年以上為替相場と対峙してきて、あらためて思うことがある。これまでの経験や多くのトレーダーたちの姿を見てきて感じるのは、長期間にわたって成功している投資家の多くは、超短期の取引(スキャルピング)を職人芸のようにくり返す「スキャルパー」か、低いレバレッジで長期保有するタイプのいずれかであるということだ。

 彼らに共通するのは、自分に適したレバレッジや取り得るリスクの範囲を心得ていることだ。過剰なレバレッジをかけると、投資家は冷静な判断ができなくなり、多くの場合失敗する。羊飼いもそれで何度も痛い目に遭ってきたので、今はすべてのポジションを現受け(外貨の現金として引き出すこと)してもよいと思える金額の範囲で取引することをルールにしている。米ドルをロングするなら、ポジションを全額米ドルに替えて海外旅行や外貨預金に回してよいと思える金額に抑えるわけだ。

 FXは困難な局面もあるが、その反面、成功したときに得られる果実は大きい。2014年も、FXトレーダーにとってはチャンスの多い年になるだろう。

※マネーポスト2014年新春号