今すぐデキル!消費増税に備える Vol.1
1つ1つの小さな節約も年間を通して行なえば、数万円もの大きな金額になる。住宅ローン、通信、水道・光熱、ショッピングなど今すぐ使えて家計の大きな助けになる節約術をご紹介。これで消費税増税も怖くない!

住宅ローン・貯蓄

1. 住宅ローンは、保証料や繰り上げ返済手数料のかからない銀行を

78万4100円の節約

住宅ローンは金利の影響を受けるので、繰り上げ返済を行なって早く返したいところ。一般的に住宅ローンは3000万円のお金を30年返済で借りる場合、57万4100円の保証料を支払うことになるが、保証料が無料の銀行も存在している。新生銀行や東京スター銀行ならば、保証料はかからない。
繰り上げ返済1回につき2万1000円の繰り上げ返済手数料のかかる銀行で繰り上げ返済を10回すると21万円かかる。
保証料や繰り上げ返済手数料のかからない銀行だと、78万4100円の節約。

2. 旅行目的なら金融商品の積立より有利な旅行積立

年間1万5000円のトク

全日空や日本航空で扱っている旅行積立は一般の金融商品より高利率で、積立金額と旅行券額面の差額は非課税。3%の利率の場合、50万円で年間まるまる1万5000円のトク。

3. 定期預金より高利率の百貨店友の会積立

年間3万円のトク

百貨店で利用できる、デパート商品券積立は毎月3万円積み立てると、1年で39万円分と1カ月分トク。約16%以上の高利回りになる。

医療費・保険

4. 特許切れの医薬品と同じ成分だけど薬代が安いジェネリック医薬品

年間1万2960円の節約

後発医薬品のジェネリック医薬品は、新薬の2割から8割の価格。
胃酸の出すぎを抑えるオメプラゾン(20 )の価格は190円で、同じ成分のジェネリック薬は70円。1日1錠30日飲むと、差額は3600円。健康保険の自己負担額が3割であれば、薬局で支払う薬代の差額は1080円となる。年1万2960円のおトク。また、花粉症の薬にもジェネリック医薬品があり、利用した場合は3カ月で6570円の節約。

5. 200床以上の病院へ初診で行くときは、医院や診療所で紹介状をもらう

3570円の節約

緊急時を除いて、紹介状を持たない患者が200床以上の病院を初診で受診した場合、病院は初診料とは別に、任意の金額を「選定療養費」として徴収できる。
選定療養費が5250円の病院に行く前に、医院や診療所で紹介状を書いてもらうと費用は1680円だが、その差額3570円の節約。

6. 健康保険を利用して禁煙治療を受けよう

年間29万9300円の節約

同意してから1カ月以内に始めるなど、条件に当てはまれば禁煙治療に健康保険が適用される。禁煙できれば、「健康」と「お金」を一挙に手に入れることができる。
禁煙治療の費用は、1万7730円。メビウス(1箱410円)を1日2箱吸っている場合、禁煙できれば年間で29万9300円の節約。

7. 自動車保険はネットで保険料を比較する

年間3万8040円の節約

自動車保険は保険料の比較サイトが多いので、保険料を比較してみると、安い会社がわかる。比較サイト、「NTTイフ」で同条件で比較した場合、最も高い保険会社の保険料は8万4930円、最も安い会社は4万6890円で、差額は3万8040円。ただし、最も重要なのは、事故が起きたときの対応。

8. 医療費が年間10万円以下でも控除が受けられるかも

年間3000円の節約

医療費控除は、総所得金額の5%か10万円のいずれか少ない金額を超えると受けられる。
しかし、所得が200万円以下であれば、医療費が10万円以下でも医療費控除が受けられることがある。
総所得が100万円、1年間に支払った医療費の総額が7万円であれば、2万円の医療費控除が受けられる。戻ってくる税額は所得税1000円(税率5%)、住民税2000円(税率10%)なので、3000円の節約になる。

自動車・教育

9. たまにしか自動車を運転しないなら、断然カーシェアリング

年間75万8400円の節約

若者が車を買わなくなったといわれて久しい。自動車がないと不便だけれど、たまにしか運転しないのなら、「所有」から「利用」へ発想を変えてカーシェアリングを利用すると、自動車を所有しているときのような保険料や駐車場代はかからず、出費が少なくなる。
コンパクトカー(120万円)を3年間所有し、1日2時間・月4回運転する際の費用は、1カ月当たり約7万2500円、オリックスカーシェアで同じ自動車を同じ時間運転するときの費用は1カ月当たり9300円。差額は6万3200円となり、年間75万8400円の節約になる。

10. 仕事で必要な勉強をしたいときは教育訓練給付制度を活用

10万円のトク

雇用保険の教育訓練給付制度は、活用しなきゃ損。厚生労働省が指定した教育講座を受講して修了した場合、教育訓練経費の20%(10万円が限度)が給付金として、受講終了後に給付される。受講料が50万円なら、その20%の10万円のトク。

11. 格安で受講できる東京都立職業能力開発センターのキャリアアップ講習

15万8400円の節約

東京都立職業能力開発センターで行なわれているキャリアアップ講習は、在職者のための講習を1カ月900円から6500円の受講料で受けることができる。対象は現在勤務中で、都内に在勤、在住の人。
簿記1級受験対策講座は、6カ月で9600円(1600円×6)。たとえば、LECの通学コースなら16万8000円がかかる。その差15万8400円の節約。

12. 自動車を手放す場合は中断証明書をもらうべし

6万円の節約

保険料のノンフリート等級(事故の割合によって保険料が割引になる制度)が割引であれば、自動車を手放す際に保険会社から中断証明書をもらっておけば、新たに自動車を買って保険を付けるときも、10年以内なら、以前の割引等級を継承できる。
新規契約の場合保険料が年間10万円だとすると、前契約が無事故の20等級で60%割引なら、中断証明書をもらっておけば、保険料は4万円。その差は、6万円の節約になる。

丸山晴美
節約アドバイザー

ファイナンシャル・プランナーとしてもメディアで大活躍。日常生活のあらゆる節約術に精通している。


古鉄恵美子
ファイナンシャル・プランナー

1989年からファイナンシャル・プランナーとして活動。雑誌、新聞などに連載を多数持っている。



この記事は「WEBネットマネー2014年1月号」に掲載されたものです。