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●これにどうやってiPhoneを収納するの?
ガジェット系のライターなんて仕事をやっていると、iPhoneケースを目にする機会が非常に多くなる。実用的なものからネタ系のものまで多種多様なのがiPhoneケースの魅力なのだけど、そんな中、ネタ方向に振り切れちゃったiPhoneケースに出会ってしまった。

バットマンが搭乗するバットモービルをモチーフにしたiPhoneケース『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』である。

もうね、コンセプトを聞いた瞬間に頭の中にクエスチョンマークが飛び交ったわけだけど、実物はそんな予想をはるかに超えてカッ飛んでいたのだ。ご覧いただきたい。こちらが『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』である。

……これ、「バットモービルをモチーフにしたiPhoneケース」って呼んでいいんだろうか。むしろ、「iPhone収納機能を持ったバットモービル」なんじゃないの。どう見てもiPhoneケースであることよりもバットモービルであることを重視しているでしょ!

製品名は『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』だけど、何がクレイジーって、こんなのを企画してしまう担当者の発想力と、それを許しちゃうバンダイという会社の度量だろうと思ってしまうのである。ちなみに、今回バンダイよりお貸しいただいたものは、11月の発表時のものよりも実際の商品に近いサンプルとのこと。

いや、しかし、それにしてもよくできている。もう写真で見るだけでもわかると思うのだけど、細部の作り込みがハンパないのだ。こういうのってチープだと途端に"人気に便乗した感"が出ちゃってファンの反感を買ったりするのだけど、コイツに関してはその心配はまったくいらなそう。というか、コスト度外視でファンが作りましたと言われても信じてしまいそうなこだわりっぷりである。

で、そろそろこのへんでみなさんも気になってきていると思うのが、これにどうやってiPhoneを収納するの? という点だ。それは、裏返してみると一目瞭然。

こんな感じで、裏はしっかりiPhoneひとつが入るだけのスペースがあるのである。もちろん、ソフトケースではないので、このままだとiPhoneの出し入れはやりにくい。

そこで『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』ではこんな風にフロントとリアが分離するようになっていて、iPhoneに挟みこむようにして装着するのである。うーん、よく考えられている。

手に持つとこれくらいのサイズ感。ちょっと小さめのミニ四駆くらいかな? 重さはそれなりだが、見た目ほどずっしりしているわけではなく、適度に軽量で持ちやすい。少なくとも持ち運びに苦になるほどではないだろう。こんな外観だけど、表面のボコボコが意外と手に吸い付いてきて、ホールド感もさほど悪くないのもポイントだ。ま、あまりグッと握るのは憚られるけどね。

さて、ここまでは前置き(!)。『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』が本当にすごいのはここからである。……続きを読む

TM & (c) DC Comics.
(s13)

●すごいを通り越して、もはやちょっとした狂気を感じるレベル
『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』にはスイッチがついている。iPhoneを装着してこのスイッチをカチッと切り替えると……。

「バットマンタンブラー」が光った! うおお! これすごい! さわっていて一番グッときたポイントだ。実はこれ、ケース本体に取り付けられたLEDライトで「バットマンタンブラー」を再現しているのだ。……え、何の意味があるのかって? 聞くの? このケースの説明をここまで読んで、それでもなおそんな無粋な質問をするの?

……そんなもん、"かっこいい"という理由で十分でしょうが! 何にでも意味を求めていたら、世の中楽しく過ごせないよ!

『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』のギミックはこれだけではない。フロントのタイヤ部分も横にぐいっと押し出せるのだ。これはiPhone本体のサイドにあるボリュームボタンとマナーボタンを操作できるようにするためのもの。『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』はiPhone全体を包み込むため、他のケースのように本体の周りに空きがない。このままではいちいちケースを外さないとボタン類が操作できないが、それではiPhoneケースとしては非常に使いにくい。

趣味性の高いケースなのだからそれはそれで我慢を強いたっていいと思うのだけど、バンダイはそうはしなかった。わざわざ複雑な機構を採用し、タイヤを動くようにして、ケースとしての使い勝手も究極に突き詰めたのである。このこだわり……すごいを通り越して、もはやちょっとした狂気を感じるレベルだ。

まだまだあるぞ。iPhoneのカメラは本体の背面についているため、当然『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』をつけたままでは使うことができない。

そこで、『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』は、先ほどとは逆側のタイヤを今度は上下にスライドさせることで、iPhone本体のカメラを露出させることができるように作られてあるのだ。実用性と趣味性を見事に融合したハイレベルなギミックである。

フロント部分を両方ともスライドさせてみた。これはこれでかっこいいなぁ。何より、これだけ作りこまれたものがちゃんと動くというところがたまらない。久しぶりに中二心をビシバシと刺激されるガジェットで出会ったという印象だ。

最後に驚くべき機能を紹介しよう。……まだあるのかって? まだあるのだ。

先ほどはつい「何の意味もない」なんて書いちゃったLEDライトだけど、実はちゃんとした意味もある。それは暗闇でスイッチを入れたときに真価を発揮するのだ。ということでやってみよう。

そう、なんとリアのジェットエンジン噴射口はただの飾りではなく、LEDライトになっているのだ! iPhoneのスイッチを入れることで、この部分から光が放射され、バットシグナルが点灯するのである。で、この写真だと白飛びしてわかりにくいのだが、

暗くしてみるとご覧の通り! バットシグナルにはあのおなじみのマークが描かれるのである。懐中電灯としてiPhoneを使う人はそれなりにいると思うが、そこでこのLEDライトを使えば一気にその場の話題を独り占め。ヒーローになれるはずだ。

その精巧な作りと、こだわりぬかれた機能、ユーザビリティに配慮されたユニークな機構の数々。バットマンファンならずとも、一度は手にとってほしいアイテムである。『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』は、現在バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて受付中で、予約締切は2014年1月7日23:00。

TM & (c) DC Comics.
(s13)

(山田井ユウキ)