日経平均の日足チャート(1年)。緑が5日、赤が25日、青が75日の移動平均線(出所:株マップ)

写真拡大

 日経平均は期待通りの動きを続けています。まさに、「クリスマス・ラリー」です。24日前場の日経平均は、5月23日のザラ場ベースの年初来高値15942.60円を上抜き、一時16000円台に乗せました。ザラ場中での1万6000円台は2007年12月11日以来、約6年ぶりのことです。

「日経平均だけが強い」理由は短期筋の買い

 ですが、日経平均採用の一部の値嵩株だけが強いという、やや歪な上昇になっている感は否めません。というのは、日経平均をTOPIXで割って算出するNT倍率は、20日終値時点で12.57倍と、1999年4月28日以来14年8カ月ぶりの高水準となっているからです。

 おそらく、多くの個人投資家は「指数上げれど、我が持ち株上がらず」というフラストレーションの溜まる状況と推察されます。「なんなんだよ・・・。強いのは日経平均だけじゃん。むしろ、俺の持ち株は下がっているよ・・・。トホホ・・・。」という嘆きが、そこここから聞こえてくるようです。

 日経平均だけが強い理由は、ヘッジファンドやCTA(商品投資顧問)など、短期的な売買を手掛ける投資家が日経平均先物に買いを入れた結果、先物がプレミアム状態になり、裁定買いが誘発され、これが日経平均現物指数を押し上げたことを反映しています。

 なお、短期筋が日経平均先物を買っている背景は、米国株高と円安です。実際、23日の米国株式市場は続伸し、NYダウは4日続伸し、前週末比73.47ドル高の1万6294.61ドルと、4日連続で過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数も続伸し、同44.162ポイント高の4148.903ポイントと2000年9月1日以来、ほぼ13年4カ月ぶりの高値で終えました。

 また、20日の東京外国為替市場で、円相場は一時1ドル=104円60銭近辺を付け、2008年10月6日以来、5年2カ月ぶりの安値を更新しました。

次期FRB議長の元でもテーパリングは早まらない

 この「米国株高・ドル高」のきっかけは、バーナンキFRB議長からの一足早いクリスマスプレゼントです。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)