日本では経済の復活によって、2013年は53件ものIPO(新規上場)が相次いだ。経済誌『月刊BOSS』発行人の関慎夫氏は、2013年上場組にこんな印象を持つという。

「事業領域に専門性が高く、大風呂敷を広げない手堅いタイプの企業が顔を揃えた。収益性に厳しい目を向け、事業も財務も足元をしっかりと固めている。

 2000年前後のITバブルの頃は、孫正義氏や堀江貴文氏のように、とてつもないスケールの事業像や大きなロマンを大まじめに語る起業家が多かった。だが、一方では何をやりたいのかがよくわからず、今から振り返ると“玉石混淆”だった。

 2013年組は“玉石”から“石”を取り除き、まだ小粒だけれども、いずれブレイクスルーし、“玉”になるポテンシャルを秘めている企業が多いように思います」

※週刊ポスト2014年1月1・10日号