元オランダ代表MFクラレンス・セードルフとミランの“再婚”の可能性がますます高まっている。ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は、依然としてセードルフを気に入っているのだ。

そこで、ベルルスコーニ名誉会長は、セードルフと一緒に将来の土台を築くために話し合う機会を逃さなかった。まだ何も決まってはいない。だが、セードルフ監督誕生の可能性はますます高まっている。先日からイタリアを訪れているセードルフはこの日、ローマでベルルスコーニ名誉会長と会っている。

ボタフォゴに所属するセードルフは、見事な形でシーズンを終えた。チームはコパ・リベルタドーレス出場権を獲得。セードルフはボタフォゴへの忠誠を誓った。ただそれは、6月までのことだ。そう、ターニングポイントとなるのは夏である。来年夏、セードルフは選手としてのキャリアを終え、指導者としてのキャリアを始めるのだ。

最終決定まではあと6カ月以上ある。だが今、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の後任候補としてナンバーワンに挙げられるのは、セードルフなのだ。2002年から2012年までの10年間、ミランのリーダーとしてプレーしたセードルフは、この間にあらゆる勝利を手にしている。

セードルフは今季途中、監督就任に関するミランとのコンタクトの噂を否定した。だが一方で、指導者としてのキャリアを始めたがっていること(彼のモデルはNBAのレジェンドであるフィル・ジャクソンだ)も、ミランの関心を喜んでいることも、彼は隠していない。

ベルルスコーニ名誉会長のお気に入りであるという事実が、イタリアサッカー界のビッグクラブでいきなり監督業をスタートするための助けとなることは確かだろう。